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世界陸上2007


注目選手紹介

国内女子

福士加代子の写真

女子5000メートル&1万メートル 福士加代子(25=ワコール)

 日本長距離のエース福士加代子は2007年6月29日の日本選手権、女子1万メートルで無敵の6連覇を達成した。32分13秒58で2位に12秒以上の差をつけ、今大会の代表切符を余裕で手にした。2007年は異例のエチオピア合宿を敢行、長距離王国で原野を走り回って爆走ぶりに磨きをかけた。

 エチオピア仕込みの走りを垣間見せたのは、残り3000メートル。永山監督のメガホンからゴーサインが出ると、福士が先頭に躍り出た。渋井や絹川をみるみる突き放し、独走でゴールイン。両手を突き上げ「ナ~イテ~イ、イェ~イ! あとは悪さをしなきゃいいんですよね」と喜んだ。後方から徐々に追い上げる「らしくない」レース運びで記録もB標準(32分)以下。勝負に徹して確実に世界切符を手にした。さらに7月1日に行われた5000メートルでも優勝。1万メートルと合わせ2冠を達成した。

 今後はマラソン転向も期待されるが、世界選手権まではトラックに専念。日本のエースの面目にかけても悲願の8位入賞ではなく、さらに上を狙っていく。

プロフィル
 福士加代子(ふくし・かよこ)。
 1982年(昭和57年)3月25日、青森県板柳町生まれ。五所川原工高から2000年にワコール入り。2002年7月に3000メートルと5000メートル、2006年2月にハーフマラソンで日本新記録を樹立。同12月にはアジア大会1万メートルで金メダルを獲得した。160センチ、44キロ。
自己ベスト
  • 5000メートル14分53秒22(05年7月8日・GLローマ)=日本記録
  • 1万メートル30分51秒81(02年10月8日・釜山アジア大会)=日本歴代2位
  • ハーフマラソン1時間07秒26(06年2月5日・丸亀ハーフマラソン)=アジア記録
主な戦績
  • 2000年 日本ジュニア3000メートル優勝
  • 2000年 世界ジュニア5000メートル4位
  • 2004年 アテネ五輪1万メートル26位
  • 2006年 日本選手権5000メートル優勝(4度目V)、1万メートル優勝(6連覇)
  • 2006年 ドーハアジア大会1万メートル優勝


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