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世界陸上2007


注目選手紹介

海外男子

ケネニサ・ベケレの写真

男子1万メートル ケネニサ・ベケレ(25=エチオピア)

 「悲しみの新皇帝」と呼ばれている。2005年1月4日、一緒にトレーニング中だった婚約者のアレム・テチャレさん(2003年世界ユース1500メートル優勝)が心臓発作で急死した。悲嘆にくれたベケレはエチオピアを離れ、米ニューメキシコ州で高地練習に没頭したが、競技生活にも大きな影響が出るものと予想された。しかし、直後の世界クロカンではロング、ショートの2冠を達成し、2002年大会から続く連続2冠記録を4大会に伸ばす強さを見せた。

 2003年世界陸上パリ大会1万メートルでエチオピアの先輩、「皇帝」ゲブレセラシエを破ってトラック初タイトルを獲得。その後、2004年アテネ五輪、2005年世界陸上ヘルシンキ大会と1万の世界王座を守り続けている。敬けんなクリスチャンで右手で十字を切りながらゴールするが、その瞬間の表情はどこか悲しげで競技での無敵ぶりとは対照的だ。

プロフィル
 ケネニサ・ベケレ。
 1982年6月13日、エチオピアの首都アディスアベバの南のベゴジ村で生まれる。19歳で出場した2002年の世界クロカンから5大会連続で2冠を独占。2004年5月31日に5000メートル、8日後の6月8日に1万メートルの世界新記録をマークした。ともに6年ぶりで、どちらの世界記録も同じエチオピアのゲブレセラシエが保持していた。160センチ、54キロ。セメント会社の陸上部に所属している。
自己ベスト
  • 1万メートル26分20秒31(2004年6月8日)=世界記録
  • 5000メートル12分37秒35(2004年5月31日)=世界記録
主な戦績
  • 2003年 世界陸上パリ大会5000メートル3位、1万メートル優勝
  • 2004年 アテネ五輪5000メートル2位、1万メートル優勝
  • 2005年 世界陸上ヘルシンキ大会1万メートル優勝


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