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世界陸上2007


注目選手紹介

海外男子

アサファ・パウエルの写真

男子100メートル アサファ・パウエル(24=ジャマイカ)

 「人類最速の男」はわずか4年で誕生した。サッカーのFWとしてプレーしていたパウエルが本格的に陸上競技を始めたのは2001年、18歳の時。2000年シドニー五輪100メートルを制したモーリス・グリーン(米国)にあがれたのがきっかけだった。そして世界記録樹立が2005年6月14日、スーパーGPアテネ大会。9秒77。ティム・モンゴメリ(米国)の9秒88(後に薬物違反で記録抹消)を3年ぶりに塗り替えた。

 しかし、4年で世界記録ホルダーなった若者にも欠点があった。経験不足。いまだに世界大会での勝利がない。2003年世界陸上パリ大会はフライングで失格し、2004年アテネ五輪は5位。2005年世界陸上ヘルシンキ大会は故障で欠場している。ビッグタイトルの重圧に押しつぶされてきた。2006年に2度9秒77をマークしている最速男が、大阪で最強の座も手に入れるのか。世界新Vのシーンが見られるのか。

プロフィル
 アサファ・パウエル。
 1982年11月23日、ジャマイカ、セント・キャサリン生まれ。5人兄弟全員が陸上選手で兄ドノバンは1999年世界陸上セビリア大会100メートル準決勝進出。2001年までサッカー選手だったが、首都キングストンの大学で本格的に陸上競技を開始。2004年6月に初めて10秒を切る9秒99をマークし、同年はアテネ五輪5位が唯一の敗北だった。2005年6月14日に9秒77の世界記録を樹立。2006年6月、8月にも世界タイ記録をマークしている。190センチ、88キロ。スポーツ医学専攻の大学生。
自己ベスト
  • 100メートル9秒77(2005年6月14日・スーパーGPアテネ大会、2006年6月11日・英国GP、同8月18日・チューリヒGP)=世界記録
主な戦績
  • 2003年 世界陸上パリ大会100メートル予選1位(10秒05)、2次予選失格
  • 2004年 世界ファイナル100メートル優勝(9秒98)、200メートル優勝(20秒06)
  • 2004年 アテネ五輪100メートル5位(9秒94)、200メートル準決勝4位(20秒56)
  • 2006年 世界ファイナル100メートル優勝(9秒89)


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