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2007年高校ラグビー特集


第87回全国高校ラグビー大会

東福岡、佐賀工を破り4強/高校ラグビー

逆転トライを決めた東福岡フランカー小河(左)と抱き合って喜ぶNO8山下
逆転トライを決めた東福岡フランカー小河(左)と抱き合って喜ぶNO8山下

<高校ラグビー:東福岡24―17佐賀工>◇準々決勝◇3日◇花園

 東福岡が逆転で2年連続準決勝進出を果たした。花園で初めてリードを許す苦しい展開。佐賀工の激しいプレッシャーで大事なところで反則も出て、選手には焦りが出た。前半リードされ浮足だったチームを落ち着かせたのは、山下昂主将の「焦らんでいいけん、自分たちのラグビーをしようや」という前半終了間際の一言だった。「あれでやっとみんながまとまった感じです」と後半7分に逆転トライを決めたフランカー小河は振り返った。

 高校日本代表候補にもなった小河は花園3試合で8トライと大活躍。「サポートにつくことを意識したらいい結果になっています」と好調の要因を挙げた。トライ以外でも、後半10分にはスクラムからNO8山下昂が小河にパス。さらにCTB猿楽につないでトライを決め、勝利を決定的にした。「あれは練習でいつもやってるプレー。試合でいい感じで出ました」と小河は笑みを見せた。

 次は4月の選抜大会で敗れた桐蔭学園との対戦だ。「あのゲームがあったから今の僕たちがある。本当に勝ちたいです」と山下昇主将。最高の舞台で桐蔭学園に「恩返し」する。

[2008年1月4日12時1分 紙面から]

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