- スポーツメニュー
-
- 大相撲メニュー
-
朝青龍が出げいこ拒否された

- けいこを終え上がり座敷に腰を下ろす朝青龍(撮影・中島郁夫)
出げいこを行おうとした横綱朝青龍(27=高砂)が相手から拒否された。10日東京・墨田区の友綱部屋に向かおうとしたところ、下位力士を負傷させてきたこれまでのけいこ態度が理由に、友綱親方(元関脇魁輝)から出入りを断られた。大相撲の看板である横綱が出げいこを断られるのは前代未聞。謝罪会見と臨時横綱審議委員会で、再起と品格の向上を誓った朝青龍だが、角界に残る不信感は根強く、信頼回復への道は険しいようだ。
門前払いだった。午前7時前、高砂部屋の若者頭、伊予桜が友綱部屋を訪ね、朝青龍をはじめとする部屋力士の出げいこ受け入れを友綱親方に申請。が、「申し訳ないが断る。うちと高砂部屋では、考え方が違うし、指導法も違う。これから先も受け入れることはない」と言下に拒否された。
高砂部屋は当初、高見盛らのいる東関部屋への出げいこを予定していた。だが、東関部屋が先に友綱部屋への出げいこを予約。高砂部屋はそれに便乗しようとしていた。
友綱親方 朝青龍に、うちの力士にケガをさせられても困る。横綱のけいことは、下の者に力を出させても勝ってみせるというもの。だが、朝青龍は相手を痛めつけて、自分が強いんだと分からせようとしている。冬巡業でも鶴竜がケガをした。謝罪会見で反省したようなことを言っても変わっていない。師匠との関係も壊れたままではないか。それなら、こちらが毅然(きぜん)とした態度を見せようということです。
出げいことは本来、格下の力士が、自分より強い相手に鍛えてもらうために行うものだが、現状では朝青龍のいる高砂部屋に足を運ぶ関取衆はいない。そこで朝青龍は、けいこ相手を求めてさまざまな部屋を回ってきた。特に成長株のいる部屋を探し、出るくいを打ってきた。4月30日に訪れた時津風部屋でも、それが目的で豊ノ島を病院送りにしてしまった。
朝青龍は、右足かかとにの負傷を抱えており、他の力士を負傷させる状況でもない。それでも出入りを拒否された。友綱親方は「かつては他の部屋から力士が集まった高砂部屋に、今はどの関取も来ないことから考えるべき。朝青龍を受け入れない部屋は、増えてくると思う」と言った。朝青龍が失った信頼は、想像以上に大きい。【柳田通斉】
[2007年12月11日9時29分 紙面から]
【PR】
最新ニュース
- 再発防止検討委員会、時津風部屋を視察 [11日12:40]
