夏が過ぎ、大学駅伝のシーズンが始まった。だが、10月の箱根駅伝予選会、11月の全日本大学駅伝本大会に、黒田将由(経4)の姿はなかった。左膝の故障で出場できなかったのだ。現在は故障も完治し、練習を再開した黒田に、気になる調子、そして最後となる箱根駅伝への意気込みについて尋ねてみた。
−−故障の治療と経過について?
「少し走って、痛んでの繰り返し。今はもう完治しました。(本格的な練習の再開はいつから?)11月半ばから」
−−つらかった時期はあった?
「つらくはなかったですけど、ただチームのみんなの活躍、他大エースのみんなの活躍を見ると混じって戦いたかったな、と」
−−今年のチームはどんなチーム?
「キャプテン・長嶺(貴裕・経4)を中心に4年間いる中で最高で最強のチーム。(最高・最強というのは?)まとまりがあって、みんなの力もついてるし一丸となった時、全日本や箱根の予選みたいにトップ通過できる。みんながつながった時に強い」
−−チームの中で自分の役割とは?
「(4年は)引っ張って行く立場。だから走らなくてはならないキャプテンや中村(洋輔・社4)には迷惑をかけてしまった」
−−合宿での課題や目標は?
「怪我に注意しながら11月中に走りこんだ。体力が戻ってなかったから体力をつけることを(目標に)。12月にはいってスピードを入れていった」
−−自分の中での到達度や達成感は?
「思った以上に疲れも残さず、調子は戻ってきている。絶好調」
−−絶好調と言われましたが、箱根まであと1ヶ月。この時間は長い、短い?
「ちょうどいい、十分ですね。どんな練習もこなせる。疲れを残さず、意識的に区間賞を狙って。思っているとおりにいける自信はある」
−−走れない状況が続いたがレース感・ブランクに不安はある?
「不安はない。あと、3年間練習嫌いな方だった。でも故障してできなくなって、練習を早くしたいと思うようになった。苦しいけどみんなとやれるのは嬉しい。だから(練習をこなせる)今、特に不安はない」
−−4年目の今年、最後の箱根駅伝。思い入れは?
「区間賞を取りたい。1年の時(区間4位)はあっという間に過ぎていった。(1年の頃は)なめてたわけじゃないけど、4年間出れる、余裕だな、と思ってた。でも去年は怪我、夏にも怪我、順位はどうあれ出るのが難しい。4大会出れるという箱根の重みを感じた。今年は自分たちが結果を出す番。(今までの)3年間とは意気込みが違う」
−−走りたい区間や目標は?
「去年走れてないから、任されたところでベストを尽くし、どんな区間でも区間賞を取りたい。渡された順位がどこでも、トップで次に渡したい」
走れない時期を越え、グランドでチームメイトとともに練習に打ち込む黒田に、焦りや不安など無い様子だった。そして取材中、何度も口に出た「区間賞」の言葉。最低でもシード権をとりたい法大に、必ず貢献する走りを見せることだろう。4年目の思いを胸に、黒田が箱根駅伝本大会で完全復活するまで、あともう少しだ。