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勝利へ導く新戦力
〜スーパールーキー圓井〜
第4回の今回は、高校時代に世界ユースを体験するなど輝かしい成績を収め、関東インカレ6位・全日本大学駅伝区間2位と華々しいデビューを飾った期待の新生・圓井(つむらい)彰彦(社1)を紹介したい。
◆新戦力の登場
初めて彼の走りを目の当たりにしたのは関東インカレ5000メートルであった。そのときは、起用した成田監督でさえ、「そこそこやると思ったけど…」と驚きを隠しきれなかった。圓井本人も「今日の結果は嬉しい。大学に入って初めての試合でしたし、昨日は緊張してなかなか眠れなかった。」と興奮気味に語っていた。
続く全日本大学駅伝予選会においては、今年度の法政の中核を担う中村洋輔(社4)と同じ組に入った。その中村は「強烈に意識していた」と言っているように、最後の最後まで中村とデットヒートを繰り広げた。結果中村には負けたが、上位を揺るがす存在として台頭し始めた。
◆ケガとの戦い
次々と結果を出していった圓井であったが、全日本インカレ頃からケガ→回復→ケガを繰り返すようになっていった。この頃を振り返り、苅谷部長は「大学の長距離の調整にとまどいがあったのかな」と話す。圓井は、練習ができない日々が続いていた。
その中、チームは箱根駅伝を懸け、予選会に臨んだ。圓井は、選手の負担が大きいコースということもあり、温存という形になった。しかし、圓井本人は「応援だけじゃなく、走りたかった」と胸の内を明かしてくれた。予選1位通過ということについても「驚く事じゃない。このチームならとれて当たり前」と、強気に答えてくれた。
◆1年生という学年
というものの、圓井もまだ1年生。練習だけしていればいいと言うわけではない。寮での生活がある。掃除から食事作りまでこなさなければならない。特にきついと言うのが、食事作り。毎日50人前以上の料理を作らなければならなく、練習後の身体にはとても大変なことだ。ここに1年生の過酷さがある。他には勉強。こればかりは学生の本分として、がんばってもらうしかない。
◆全日本、そして箱根へ
大学入学後初となる駅伝、全日本大学駅伝で圓井は存在感を示した。区間2位となる好走みせ、チームに勢いをもたらした。しかし、本人は満足していない。「区間賞をねらっていました」と話していたが、結果2位。本人も「次こそは」とリベンジに燃えている。
箱根まで2週間と迫ってきた。課題であったスタミナも合宿を通じ、ずいぶんついてきたと言う。成田監督も全日本の走りを見て、「彼はうちの戦力の1人」と戦力として計算できるまでになった。苅谷部長からも「彼がキーパーソンになるかも」と期待を込めて語ってくれた。しかし、周りの期待感にも本人は至って冷静。「周りは気にせず、自分のできることをするだけ」と。
圓井は、走りたい区間に“1区”をあげた。近年の箱根駅伝の1区では、選手たちが牽制しあい、スローペースとなりがちだ。そのため、波乱も起きにくい。しかし、法大には3年前他大を震撼させたロケットスタートがある。圓井による2004年版法大ロケットスタート。つまり、彼の走りが法大を勝利に導いてくれるはずだ。
今年の箱根は新戦力・ルーキー圓井の走りから目が離せない。
(森 隆史)
※次回は12月22日更新「監督密着(仮)」をお届けします。
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