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スポーツ法政コラム「オレンジ特急箱根行き」

「選手にとってマイナスの存在になっちゃいけない…」

<陸上部を陰で支えるマネジャーの本音>

 法大陸上部を陰で支えているマネジャーはまさに縁の下の力持ち。事務的な仕事をこなし、時には選手の“癒し”的存在にもなっている。今回は、自分の目から見た法大陸上部というテーマでマネジャーに本音を語ってもらった。

―まず、マネジャー(以下マネ)の主な仕事を教えて。

 普段は記録をとって、読んで、書いて…くらいかな。あとは、事務的な仕事。んー、例えば救急道具の補充とか、大会に選手をエントリーするとか。選手とのおしゃべりも大事(?)だよ! たまに記録とり忘れたりもしちゃうけどね(笑)

―自分自身にとって法大陸上部ってどんな存在?

 生活の中でやっぱり部活が1番かなー。気が付くと、部活のこと考えてるもん。中途半端になるのが1番嫌だから、バイトも部活もってあれもこれもになるんだったら、私は部活に専念する方を選ぶな。結局ここに落ち着いちゃうっていうのもあるけど、「行きたい」って思う場所なんだよね。
 でも本当はいつも、どうやってさぼろうか…ばっかり考えてる!(あー、冗談だからねーこれ!)

―ははは(笑)私も、選手と共有している時間と空間はとても魅力的なものに感じられる。だから“行きたいと思う場所”っていうのは共感できるなぁ。

 そうでしょ! だから、他大のことはわからないけど、法大以外でマネはできないと思う。何より、自由で強制されてないところがいいよね。

―マネから見て、今のチーム状態は?

 今年はすごーくいいチームだよ。みんな仲が良くて、それでいてお互いがいい刺激になってると思う。今まで見てきた中で1番まとまってるんじゃないかなー。もちろん土井(社・4)さんを中心にして。
 土井さんはキャプテンになってから、変わった! 笑顔も増えたし、会話も増えた気がするな。意外に明るい人だったんだねーってマネの中ではみんな言ってる。

―えっ? じゃあ前は? 確かに、あまり明るいイメージはなかったけど…

 そうだねー、前は薄いイメージだった(笑)ゴメンナサーイ、土井さん。
 だけどすごくかわいい。(マネ一同フォロー)特に、はしゃいでいるところとか。坂野(経・3)くんや原田(社・1)くんとは仲が良くて、一緒にいるときはうるさいくらいはしゃいでる。でもさすがキャプテン、やるときはやってくれる。あんまり緊張するタイプではないみたいで、レース直前でもいつも堂々としてるんだよねー。だからチーム内が変にピリピリしないのかもなぁ。

―選手を見ていてつらいって思うのはどんなとき?

 やっぱり、選手が自分の設定する目標を達成できなくて落ち込んでるときかな。そういうとき、選手は2パターンに分かれるの。そのまま帰っていく人と気晴らしにマネと話しに来る人。でもうまく言葉をかけてあげられなかったり、忙しくて相手をしてあげられないときは、マネとして力不足なのかなぁって、逆にこっちが落ち込んじゃうときもあるなー。
 選手にとってマネは、マイナスの存在になっちゃいけないからね。

―最後に、選手に一言お願いします。

 体調管理をしっかりしなさい!! みんなちゃんと栄養とってよー。とにかく体にだけは気を付けてね。あとは何も心配ないから!

−◇−◇−◇−


 常に部のこと、選手のことに気を配っているマネジャー。それだけに、箱根にかける思いは選手同様に熱い。本番まであと1カ月半。選手たちは、多くの人の支えと声援をエネルギーにして、満足のいく走りを見せて欲しい。頑張れ法政!!

(中山明子)


※次回は、11月20日(水)更新。「1、2年生注目選手特集(仮)」をお届けします。

<バックナンバー>
法大まさかのシード権落ち<全日本大学駅伝リポート>

新生法大の走りを見せてくれ!<全日本大学駅伝直前リポート>

「土井だ!土井が来た!!」<箱根駅伝予選会リポート>


協力大学スポーツ新聞






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