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伊藤 アテネロングインタビュー第2弾
連載第1回 日本出発〜予選直前

  8月29日に華々しく終わったアテネオリンピック。本学陸上部よりマイルリレーのメンバーとして参加した伊藤友広選手(経4)に独占ロングインタビューを行ってきました。全3回の連載でお送りする今回は、日本を出発してから予選のメンバーに決まるまでを聞きました。
 インタビューの最後には、HPをご覧になった皆様に伊藤選手のサインプレゼントがあります。どうぞ最後までご覧ください。次回は、10月5日を予定しています。お楽しみに。

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◆メダル報道、羨ましかった◆
――アテネオリンピック出場が決まってから取材や訪問で忙しかったと思うのですが、その間の調整はどうしていたのですか?
  地元の秋田の方の取材が結構入っていて、なるべく決まってすぐの段階ですべてこなすように、前半の方に取材を集中させて、地元に帰るのも1日だけにして、その1日ですべてやってきたので、ほとんど影響されることなく練習できました。


――ドイツに行ってからの調整はどうしていたのですか?
  時差調整のために寄った感じですね。3日、4日ぐらいだったのですが、日本を発ってからはハードな練習はしてなくて、本当に調整ですね。

――直前の調子はどうだったんですか?
  8月1日に試合に出て、その時に今季のベストが出て、自己2番目の記録だったので、結構調子は良かったと思っていたんですが、その試合というのが合宿先の山梨であり、試合の後も合宿が続いて、その合宿で結構走りこんで練習を追い込んでいたので、合宿が終わった7日から、日本を発った14日までは調子が落ちていた。それから、ドイツに行って、疲労をとったら、かなり調子が上がった。一回(調子を)落とした分、休んで、疲労を回復させたら、調子が良くなって、良かった。最近、調整方法も大分掴めてきました。

――不調の間、不安はなかったのですか?
  ちょっとは不安ありましたが、その前の試合で走れていたので、調整したら、調子はよくなるだろうと思っていました。

――今大会、日本チームはメダルラッシュで、日本は沸いていたのですが、アテネに着いて、その勢いは感じられましたか?
  そうですね。まず、飛行機の中で、ヤワラちゃんと野村さんが金メダルというのが放送であってすごいなあと思っていたのですが、行ってからも選手村のJOCのブースという新聞やインターネットがある場所があったのですが、連日メダルとか書いてあったので、ちょっと羨ましいなと思っていました(笑)。でも、自分たちもがんばんなきゃいけないなとも思ったのですが。

――誰かのメダルで触発されたとかはあったのですか?
  いや〜、もうみんな取り過ぎててよくわからなかったですね(笑)。そんなに取ったら、メダルの希少価値下がるだろうとまで思っていましたからね(笑)。


◆もう暇暇って毎日言ってました◆
――リレーの他のメンバーの方は先に400走られてましたが、その間は応援ですか?
  そうですね。自分の調整をしながら、予選の日は見に行きましたね。スタンドで応援しました。

――スタンドの雰囲気から違いましたか?
  そうですね。その時に初めて会場に入ったのですが、ほかの競技の会場はまったく人が入っていなかったらしいのですが、陸上は連日の満員ですごい人が入って、雰囲気がかなり良くて、こんな中で試合できたらいいなって思いました。

――応援していて、やはり400走りたいと思いましたか?
  そうですね、やっぱ思いましたね。見るより走りたいですね。

――リレー競技までかなり時間があったと思うのですが、その間は?
  (アテネに)入ってから僕は長かったですよね。とにかく暇でした。試合が向こうの時間で予選が10時、決勝が11時だったので、夜だったので、とりあえずはその時間に合わせて1日を過ごすようにしていました。特にやることがなく、友達はDVDプレイヤーを持ってきていたので、DVDを見たり、雑誌を読んだり、ゲームボーイをしたりと。

――随分長く感じていたのですね?
  そうですね。やることもなく、もう暇暇って毎日言ってましたよ(笑)。早く始まってほしかった。

――長くてモチベーションが落ちたりはしなかったのですか?
  でも、試合の前にトライアルがあって、まだ自分出れるかわからなったので、気持ちが切れたりすることはなかったですね。

――他の競技を見に行ったりはしなかったのですか?
  まったく見に行きませんでした。選手村からぜんぜん出てないんですよ(笑)。

――先にOBの内藤選手や為末選手が走られましたが、お二人と何か話したり、アドバイスをもらったりしたんですか?
  いや、特にはないんですけど、自分、困ったときは為末さんにアドバイスをもらうのですが、今回は結構調子も良かったので、特に何も言われず、調子がいいから大丈夫だろうと。

――苅部コーチも行っていましたが、向こうでは会われたりはしたのですか?
  結構入場規制とかIDを持ってないと入れなかったり、厳しく、TBSの方で行っていたのですが、サブトラックまで入れなくて、サブトラックのフェンスの所で見ているぐらいだったので、2,3回しか会えなかったですね。でもポイントとなる練習の時は来てくれたので、良かったです。

――苅部コーチからどんなアドバイスを頂いたのですか?
  特にはなかったですね。向こう行ってからは、もう自分一人でやっていた感じなので。トライアルの時見に来てくれて、かなり体は動いてるし、調子はいいから、このまま行けば大丈夫だって言ってもらいました。

★伊藤選手サインプレゼント★
伊藤選手の直筆サインを抽選で5名様にプレゼントさせていただきます。11月末日までに下記より、住所・氏名・年齢・電話番号・HPの感想を明記し、スポーツ法政新聞会までご応募ください。
スポーツ法政
スポーツ法政新聞会spoho-lj@infoseek.jpまで
応募は終了しました


スポホウ伊藤選手インタビュー集 
・アテネ出場決定直後インタビュー 伊藤アテネオリンピックへ!

 


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