スポーツ法政 on the WEB

HOME記事一覧速報掲示板広告主募集定期購読スポ法とは
ホーム サッカーTOP 04’サッカー

東農大に完敗!優勝へ足踏み…

第78回 関東大学サッカー2部リーグ 第12節
法政大学 VS 東京農業大学

○2004.10/24 14:10 神奈川県立体育センター球技場(ローン) 晴れ 観衆約300人 


0
法政大学
0 前半 3 4
東京農業大学
0 後半 1

 
時間
大学
得点者
アシスト
19分
東農大
高橋延仁
25分
東農大
高橋延仁
34分
東農大
斉藤紀由
高橋延仁
68分
東農大
増本浩平
石川高大

【警告】

22分【東農大】太田浩二
28分【法政大】菊岡拓朗
55分【法政大】田森大己
82分【東農大】増本浩平
87分【東農大】成岡律之

         
法政大学 東京農業大学
1 GK  為田聡史(4) 21 GK  加藤 亮→西形(61分)
11 DF  野木健司(4) 3 DF  澤村憲司
21 DF  小笠原悟史(2)→橋元(45分) 4 DF  太田浩二
23 DF  本田 勇太郎(2) 5 DF  成岡律之
30 DF  吉田正樹(1)→柘植(72分) 12 DF  小川 充
6 MF  田森大己(3) 2 MF  浅野真市
7 MF  本田拓也(1)→稲垣(45分) 6 MF  廣田晋作
13 MF  谷田悠介(3) 7 MF  石川高大
27 MF  菊岡拓朗(1) 10 MF  斉藤紀由
9 FW  市川雅彦(1) 8 FW  高橋延仁
10 FW  井上 平(2) 9 FW  増本浩平
サブ
12 GK  清野智孝(3) 50 GK  西形尚城
2 DF  稲垣貴之(2) 20 DF  藤澤紘平
4 DF  橋元 圭一郎(3) 23 DF  浅田祐史
18 MF  蔭地弘貴(3) 17 FW  澤本惣平
22 MF  常盤亮介(2) 34 MF  阿部文宣
19 FW  柘植佳孝(3) 11 FW  深澤宏介
29 FW  土岐田 洸平(1) 31 FW  田村勇士
監督
照井博康 高橋武夫

※( )は選手の学年です。

<優勝するためにも重要な試合>
 前日に明大が日大に敗北を喫したので、この試合に勝てば残り2試合で勝ち点差を4とする事ができる。そういう意味で重要な試合だった。もちろん毎試合の1試合1試合の積み重ねが重要なのはもちろんの事。しかし状況的にプレッシャーのかかる試合というのは今期では初めてだったのではないだろうか。今回の試合結果から見ると「重要な試合」というのは周囲の期待よりもむしろ選手達の方が過剰に意識してしまっていたようだった。

 試合開始直後は法大のペースだった。東農大のディフェンスラインは微妙にバランスが整っておらず、市川・井上の2トップのマークも付ききれていなかった。法大がラインの裏にボールを通すシーンが度々見られた。そして思い切ったクリアが相手ラインの前でバウンドし、目測を誤った東農大DFは裏にボールを通してしまう。そこにフリーで走り込んだのは市川。キーパーの頭越しに放ったループシュートは大きな歓声を伴い、誰もが得点を確信するような鮮やかな放物線を描いた。しかし、ボールの行き着いた先はゴールネットではなくクロスバーだった。無機質な音とともにボールは無情にも逆サイドに跳ね返った。これが、この試合を通して法 大の最大の得点機であった。

 その得点機の後、前半19分に中盤での本田(拓)から本田(勇)へのパスが東農大FWの高橋にカットされ、そのままの勢いで最終ラインを突破されてしまい、ペナルティエリア内まで持ち込まれ決められてしまう。その後は立て続けに25分、34分と小笠原と本田(勇)の間にスルーパスを通され、最終ラインの裏に抜け出され決められてしまう。2点目と3点目はまるでリプレーを見ているような失点シーンであった。1点取るごとに深くなる相手のディフェンスライン、そして度重なるパスミス。そんなイライラが募るような試合展開のまま前半が終わる。

<勝利を諦める事は無い>
 ハーフタイム、法大の控え室での掛け声が観客席にまで響く。その叫びは圧倒的に不利な状況の中、一縷の望みを抱かせた。法大は後半から大幅な修正を施す。前半、調子の上がらなかった小笠原に代えて、久々の出場となる橋元。今節は不調だったがチームの原動力でもある本田(拓)に代えて、ケガから復帰した稲垣。稲垣は右サイドバックに入り、野木は中盤の右を担当。ボックス型だった中盤をダイアモンド型にして田森に負担の掛かる1ボランチ、トップ下に菊岡がスライドした。前節の慶大戦の終盤でも試した攻撃重視のフォーメーションだ。「まだまだ勝負は諦めていない」というベンチの意図が感じられた。そして、そんなベンチの意図と連動するように後半序盤は激しくプレスをかけ、攻勢に転じる。しかし、一瞬の隙からセットプレーを上手く合わされて4点目を喫してしまう。最後まで法大の選手達は諦めていなかったが、その攻撃も単発で終わってしまい、終盤の猛攻も実らぬままタイムアップの笛を聞く事になった。

<気持ちを切り替えるしかない>
 グラウンドコンディションの影響か、乱れに乱れたロングフィード。ゴール前に張り付くような、相手の深いディフェンスライン。徹底した2トップへのマンマーク。フィジカル重視のディフェンス。全てが法大にとってマイナスに働いてしまった。これ以上は無いというくらいの完敗。試合後、選手達が口を揃えて言っていたように「技術うんぬんの前に気持ちで負けていた」という言葉が正に当てはまる試合だった。残り2試合。2位、明大との勝ち点差は1のまま。この試合で発露した欠点の修正は急務だ。しかし首位でいる事に変わりはない。勝ち続ければ良いのだ。焦る事は無いと思う。早急に切り替えて、次の試合では勝利を収めてほしい。




◆監督・選手の試合後のコメント◆




・照井博康 監督 「……………残り2試合、うちのサッカーのスタイルは変えず、戦います。」
・MF谷田悠介(3年) 「自分も含めてミスが多かった。技術というより気持ちで負けていたと思う。後半に少し盛り返したけど、届かなかった。」
・FW市川雅彦(1年) 「東農大のほうがうちより勝ちたいっていう気持ちが強かったと思う。自分が得点を決めれば一番よかったんですけど…悔しい。東農大はいつもはつなぐサッカーなのに今日はすごい蹴ってきたし、中盤の人数が多くてやりずらかった。相手は1点とったら、引いて守るっていう形を徹底してずっとやってきた。でも(東農大が)引いて守ってるにも関わらず、うちがミスして得点決められたからどうしようもない感じだった。練習の雰囲気はすごくよくて、チームの雰囲気も悪くないのに、試合では上手くいかなかった。残り2試合、勝つだけです。」
・FW井上 平(2年) 「今日はチームがこういう状態だったからこそ『何とかしたい』という気持ちが強かったけど、力が足りなかった。悔しい。」


第12節終了時現在 順位 [勝ち点]

法政大 26点
明治大 25点
東京農業大 20点
日大 15点
東海大 13点
青山学院大 13点
慶應義塾大 12点
専修大 12点


  *東農大の来季1部昇格が確定。1部昇格できるのは、残り1枠となった。
法政と明治は両チームとも負けたため、勝ち点差は変わらず「1」。
優勝のためには、次節勝利が必須!頑張れ、法政!!




■次節の対戦■

10/31(日)vs日大 アミノバイタル 12:00〜キックオフ!!


▲ページトップへ


課題残るドロー… 明大との差は1に

第78回 関東大学サッカー2部リーグ 第11節
法政大学 VS 慶應義塾大学

○2004.10/17 12:00 川越運動公園陸上競技場 晴れ 観衆約400人


0
法政大学
0 前半 0 0
慶應義塾大学
0 後半 0

 

【警告】

14分【慶應大】根岸 慶太郎
20分【慶應大】池田寛人
89分【慶應大】太田大輔

         
法政大学 慶應義塾大学
1 GK  為田聡史(4) 1 GK  前川 譲
11 DF  野木健司(4) 3 DF  松井拓未
21 DF  小笠原 悟史(2) 6 DF  高橋知寛
23 DF  本田 勇太郎(2) 7 DF  蒲生啓樹
30 DF  吉田正樹(1) 12 MF  田中祐志
7 MF  本田拓也(1) 13 MF  武田将史→湯澤(74分)
13 MF  谷田悠介(3)→柘植(83分) 9 MF  根岸慶太郎
18 MF  蔭地弘貴(3)→向(77分) 16 MF  大河健司
22 MF  常盤亮介(2)→菊岡(60分) 26 MF  坪内俊樹→鈴木(69分)
9 FW  市川雅彦(1) 10 FW  太田大輔
10 FW  井上 平(2) 17 FW  池田寛人
サブ
12 GK  清野智孝(3) 31 GK  井出卓郎
3 DF  流田 雄一郎(4) 5 DF  湯澤 健
6 DF  田森大己(3) 32 DF  鈴木隼人
27 MF  菊岡拓朗(1) 14 MF  斉藤啓介
31 MF  向 慎一(1) 15 MF  長田 誠
19 FW  柘植佳孝(3) 11 FW  鈴木滋幸
29 FW  土岐田洸平(1) 18 FW  石田 悠
監督
照井博康 須田芳正

※( )は選手の学年です。

<残るは優勝の2文字>
 前節で来期の1部昇格を決めた法大。しかしもちろん狙うは優勝、今節の慶大戦でも勝ち点3が必要になってくる。最近では前節よりも得点力が落ちてきたようにみえるFW陣も、リーグが2週間空いた際に行われた練習試合ではゴールを量産していた。法大のゴールラッシュが見られるか!?期待の中、慶大のキックオフで試合は始まった。

<なぜか得点が生まれない前半>
 法大はいつも通りの4−4−2のシステム。前半15分、市川が慶大にファールを受けて得たFKを、井上が頭で合わせるがゴールは奪えない。そのこぼれたボールを今度は市川がシュートするがこれも外れる。この後、法大は前半終了までセットプレーからチャンスを作るがなかなかゴールには結びつかない。一方の慶大は前半を終えてシュート数はゼロ。明らかに勢いのない相手に、前半得点が奪えなかった法大。後期は毎試合ドラマが起きる後半にすべてをかける。

<なんとしても先制点が欲しい>
 後半5分、本田(拓)のCKに小笠原がヘッドであわせるが惜しくもこれはバーの上。また20分には吉田の技ありシュートがゴールバーに直撃し、慶大ゴールにボールが吸い込まれるのも時間の問題と思われた。37分には谷田の決定的な場面でのシュート!…しかし思いとは裏腹に、後半に放たれた10本のシュートは慶大ゴールを割ることはなかった。主審のホイッスルがグラウンドに響き渡るとともに、明大との勝ち点差は1となった。

<本田の手のひら>
 今期のリーグ戦も残すところ3試合。最終節の明大との直接対決で優勝が決まると思われるため、次の2試合はなんとしても勝っておかなければならない。今節で得点が奪えなかったという課題は、次節までにしっかり改善する必要がある。選手の優勝へのプレッシャーは計り知れないが、それを乗り越えなければ優勝はできないだろう。イエローカードをもう絶対にもらえない本田(拓)の手のひらに、「我慢」の2文字が書かれていた。1年生ながら、早くもチームの柱となりつつある本田(拓)。責任感のあらわれが、その手のひらに見えた。法大サッカー部、ここからが正念場だ!!



◆監督・選手の試合後のコメント◆






・照井博康 監督 「………言葉がないですね…。うーん…うちのラストパスのミスが多すぎる、それに尽きますね。トラップ、パスミスも多い…。2週間空いたことで、リーグ戦のリズムが掴めなかった部分もあったかもしれない。でもそれはみんな同じ。今日、全くチャンスがなかったわけじゃないし、シュート数(総数)14本打ってるんだから決めないと。慶應は前半シュート数0だもんね。(後期に入り試合の立ち上がりが、すごく慎重に見えるのですが…)今日は慶應がはじめから引いて守ってくることが予想できてたから、はじめから無理に、焦って攻撃はしないでむこうのカウンターに気をつけて攻めていくように話していました。(試合後のミーティングはどんなことを話したんですか?)優勝する気があるのなら、残り3試合全て勝つしかないというようなことを言いました。残り3試合、うちのサッカーのスタイルは変えずにいきます。」
・GK為田聡史 主将(4年) 「不甲斐ない試合だった。(後期、厳しい内容の試合が続いていることに対して、)みんな自覚はしているが、練習や試合でどんな事を意識していくのか、明確になっていない部分があると思う。そこはミーティングでつめていく必要がある。2位の明治を意識しないわけではないが、目の前のことをこなしていくだけ。残り3試合、勝ち点9を取って優勝したい。」
・MF本田拓也(1年) 「今日はボールを受ける前に体を当てられる事が多かったので始めのうちは上手くパスを受けられなかった。でも、フェイント入れたり、パスを受ける自分の体の角度や相手のチェックの角度をずらしたりしてキチンと対応できた。終了直前の接触で首を少し痛めたが、大した事なさそうで良かった。相手からファウルを受ける事が本当に多かったけど、自分は累積警告もあるし、カードをよくもらうので、試合前に手のひらに書いた「我慢」ってのを見て、苛つく気持ちを抑えました(笑)。良い結果を出したかったです。」
・MF菊岡拓朗(1年) 「監督からは『攻撃時はトップ下の位置で点に絡んでこい』って感じで『守備時はボランチの位置まで下がってボールを受けろ』って感じのことを言われました。中盤の底あたりでボールを受けた時は本田(拓)に預けるようにしている。彼はいつも良い位置にいてくれるし、上手いので安心して預けられる。かなり広いスペースがあったが、自由に動かさせてもらったのでスタミナは大丈夫だった。短い時間だったけど、自分のリズムで出来たと思う。良いパスも何本か通せましたし。でも、やっぱり結果を出したかった。残念です。」
・FW市川雅彦(1年) 「今日は法大のサッカーができなかった。(それはなぜ?)攻めの回数も少なかったし、慶大の(調子の)悪いペースに引き込まれてしまった部分もあった。(秋本選手が出れないこととかも気になりましたか?)少し気になります、でも来年は4年生はいなくなってしまうので、今からそういうことも考えてしっかりやっていかないと。点が取れなかったのは悔しい。やはり(それが仕事なので)取りたかった。得点王も狙っていきます。 」


第11節終了時現在 順位 [勝ち点]

法政大 26点
明治大 25点
東京農業大 17点
青山学院大 13点
専修大 12点
日大 12点
東海大 10点
慶應義塾大 9点


  *法政・明治の来季1部昇格が確定済み。昇格はあと2枠となった。
優勝争いは、法政・明治の2校の争いに。
法政と明治との勝ち点差はわずか「1」。残り3試合、法政は勝つしかない!!




■次節の対戦■

10/24(日)vs東農大 in 神奈川 14:10〜キックオフ!!



[リーグ戦詳細] [インタビュー2004] [過去の記事]   
HOME記事一覧速報掲示板広告主募集定期購読スポ法とは