11年秋のドラフトには、10年に1度と称されたハンカチ世代を上回る実力派がめじろ押しだ。いち早く来秋のドラフト候補をチェックした。

 野球歴5年で、ドラフト候補まで急成長したのが専大松戸・上沢直之投手(2年)だ。持丸修一監督に潜在能力を見いだされ、2年春からエースとなった。187センチ87キロの長身から、140キロ台中盤の直球を投げる本格派として下級生中心のチームを夏、秋と千葉4強に導いた。先発完投のスタミナも身に付き、来春には新たに習得したチェンジアップ、フォークもお披露目予定。「まず学校初の甲子園出場。そして、早いうちからプロの厳しいレベルでやりたい」と、思い描く。