<3A:ダーラム6-5ポータケット>◇18日(日本時間19日)◇ノースカロライナ州ダーラム

 素早く、完璧な返球だった。メジャー復帰を目指すレイズ傘下3Aダーラムの松井秀喜外野手(37)が、守備で猛アピールした。3Aに合流してから4試合目のポータケット戦で「4番左翼」で、初めて守備に就くと、いきなり魅せた。

 2回1死二、三塁。やや浅めの飛球を軽快な動きで捕球し、スムーズかつ俊敏なスローイングで本塁へ送球した。ボールはベースの手前でワンバウンドし、捕手のほぼ正面に完璧なストライク返球だった。タッチアップした走者を本塁で刺す、見事な補殺で先発投手のピンチを救った。「いいところにいったんじゃないですか。ぴったりでしたね」と納得の返球。「帽子が大きくて(ボールを)投げてるとき目の前に落ちてきたんで(アウトにできたか)分からなかったんですよ」と、おどけた。

 フルイニングで出場し、久しぶりにフィールドを満喫した。投手交代の最中には同僚の外野手と集まって談笑する姿もあった。「体力的にはまったく問題ないですし、体調的にも大丈夫です」と自信を見せた。

 守備ではアピールできたが、打撃は3打数無安打1四球。田沢には一ゴロに抑えられた。「感じは悪くないですけど、打席で微妙にずらされる。(相手の)タイプというより、自分の問題だと思いますよ。どういう投手がきても、自分が合わせていかなくちゃいけない」と課題を口にした。

 この日は球場の売店に松井Tシャツが入荷。レイズは左翼ジェニングスが左膝痛でリタイアするなど、外野は手薄。順調なら25日(同26日)のレッドソックス戦のメジャー昇格を見据える。販売員は「すぐ売り切れるだろう」と、松井が早めに去っても問題ないと、昇格を後押しした。【水次祥子】