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高津がカブスとマイナー契約

神宮球場クラブハウスで会見を終え引き揚げる高津(撮影・水谷安孝)
神宮球場クラブハウスで会見を終え引き揚げる高津(撮影・水谷安孝)

 ヤクルトから戦力外通告を受けた高津臣吾投手(39)が19日、シカゴ・カブスとマイナー契約を結んだ。ホワイトソックスの守護神として2年間で27セーブを挙げてから3年ぶりの米シカゴへの復帰となる。前回とは違って、招待選手として競争を勝ち抜かなければならない。日米通算313セーブを挙げた大ベテランが、03年木田(ドジャース)以来となる日本球界を経てのメジャーへ、再チャレンジする。

 うれしい契約の知らせにも、高津は少しもほおを緩めなかった。昨年10月にヤクルトから突然の戦力外通告を受け、出身地の広島から誘いを受けたもののメジャー再挑戦を選択。だが移籍先を探しても「当たりのいいチームはなかったので、ほとんどカブスだけだった」という厳しい状況で、何とか招待選手としてキャンプに参加することができるマイナー契約を結んだ。

 ホ軍で守護神として活躍し称賛を浴びた3年前とはまるで違う。「何の保障もない立場なので、一生懸命やる以外ない。どんな形であっても、今年も野球ができることがうれしい」と気を引き締めた。抑えやセットアッパーの座を狙おうなどという考えも、今はない。「バッターをアウトに取らないことには話しにならないので、一生懸命アウトを取りたい」と、小さな1歩から踏み出していく。

 救いなのは、なじみのあるシカゴで再出発できること。「生活とか、慣れた部分はある。球場も、インターリーグで投げた」と、渡米に当たっては不安はない。今後は、都内で練習を続け、2月10日前後に渡米。同僚となる福留とは「話をする予定はない」という。

 キャンプでは、ブルペン候補約20人で救援枠の6~7人を争うことになる。マイナー契約の招待選手は高津も含め8人。厳しいサバイバルに挑む「ミスターゼロ」は「そこ(メジャー残留)を目指してやるしかない。自分の色を出せれば」と表情を引き締めていた。【水次祥子】

[2008年1月20日9時28分 紙面から]

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