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カンセコ氏に恐喝疑惑が浮上
球界薬物汚染の火元となったお騒がせ男に今度は恐喝疑惑が浮上した。ニューヨーク・タイムズ紙電子版は24日、ホセ・カンセコ氏(43=元ホワイトソックス)が昨季ア・リーグ首位打者のマグリオ・オルドネス外野手(33=タイガース)に対し、薬物使用を告発しない代わりに資金提供を求めたと報じた。
接触があったのは、マリナーズ・イチローと激しくタイトルを争っていた昨年夏。今春発売予定の暴露本「ビンディケーテッド(立証された)」を執筆していたカンセコ氏が、「本から名前を削除するから、映画に金を投資してくれ」と持ち掛けたという。
同氏は最初の暴露本「ジュースド(薬漬け)」を題材にハリウッド進出を夢見るが、約500万ドル(約5億2500万円)の制作費にメドが立たず宙に浮いている。同氏は「まったくない話」と資金要求を否定した。
オルドネスは接触があったことは認めたものの、「お金を要求されてないし、問題にはしたくない」と事実を否定。薬物疑惑にまつわるデリケートな問題だけに、事を荒立てたくない様子だった。
[2008年1月25日9時15分 紙面から]
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