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前川急転ロイヤルズとマイナー契約へ
昨年1月の道路交通法違反などでオリックスを解雇された前川勝彦投手(29)が、ロイヤルズとマイナー契約で大筋合意したことが2日、分かった。米球界関係者が明かしたもので、週明けにも発表される。
ロイヤルズはア・リーグ中地区で4年連続の最下位。ロッテからFAで薮田を獲得したが、先発陣はエースのメッシュら数人しか計算できる投手がいない状況だ。昨年まで日本ハムを指揮したトレイ・ヒルマン監督(45)が、左腕で先発と中継ぎで経験豊富な前川に白羽の矢を立てた。前川は正式契約を経て、2月中旬から参加予定のロ軍招待キャンプで、元近鉄の先輩でもある野茂と生き残りをかけて戦うことになる。
前川はカージナルスとのマイナー契約で大筋合意し、契約書へのサイン直前までいったが、1月末の土壇場で逆転決裂。前川が起こした「無免許ひき逃げ事件」に関するカ軍所有文書の中で「飲酒運転だった」との事実誤認があり、カ軍オーナーが大反対したためという。米球界関係者は「「カ軍は昨年3月にラルーサ監督が飲酒運転で逮捕され、4月にはジョシュ・ハンコック選手が飲酒運転で死亡事故を起こした。オーナーが飲酒という言葉に敏感に反応したようだ」と話した。
[2008年2月3日9時10分 紙面から]
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