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松井3・31開幕戦出場にこだわらず

キャンプ初日、守備練習をするヤンキース松井は、顔をゆがめながら右ひざをおさえる。右はデーモン(撮影・菅敏)
キャンプ初日、守備練習をするヤンキース松井は、顔をゆがめながら右ひざをおさえる。右はデーモン(撮影・菅敏)

 【タンパ(米フロリダ州)20日(日本時間21日)=千葉修宏】ヤンキース松井秀喜外野手(33)が、3月31日の開幕戦出場にこだわらない姿勢をみせた。メジャー6年目のキャンプに突入。ミーティング後、他のナインとともにグラウンドに登場。だが手術した右ひざの影響で、初日から別メニュー調整を余儀なくされるなど、実戦復帰のメドは立っていない。

 開幕に間に合うとは断言できなかった。キャンプ初日の練習後。松井は複雑な心境を口にした。「どうしても開幕戦に間に合わせる? ないですね。もちろん100%になれば良いですけど、ならない可能性もある」。一朝一夕では改善されない右ひざの状態が、2月29日からのオープン戦はおろか、3月31日の開幕戦出場にまで黄信号をともした。

 この日はミーティング後、午前11時にレジェンズフィールドのグラウンドに登場。他のナインと一緒にウオームアップを開始した。だが同じメニューをこなすことはできなかった。ひざを曲げ、かかとでポンポンとお尻をたたきながら走るメニューの時は、ひざを伸ばしてジョグ。続いて行われた外野ノックでは正面の打球しか受けることができなかった。

 フリー打撃はE・ダンカン、レーン、ウッドワードの招待選手3人と同組。打撃練習後は1人だけ守備に就けず、サブグラウンドで軽いダッシュ、スラローム走を行った。ジラルディ監督は「ヒデキは開幕に間に合う。順調に回復している」と強調するが、いまだに引きずっている右足の状態は、本人が一番よく分かっている。

 さらに松井を苦しい立場に追い込んでいるのが、左翼を争うデーモン、DHを争うジアンビが、近年にないほど万全の状態でキャンプインしたということ。契約最終年のジアンビは今季活躍しなければ引退の可能性すらある。ジラルディ監督は練習後、「ジェーソンは素晴らしかった」と1人だけ名指しで、絞り込まれた体を絶賛した。

 ジラルディ監督は松井の実戦復帰について「DHで復帰する可能性が高い」という。だが現時点の状況は、それ以前の問題だ。松井は「とにかく(ケガの状態が)戻ることが一番良くない。少しずつ前に行って、その中で最短で良い状態になれば。日々良くなっていくのは、楽しみではあります」と自分に言い聞かせる。まずは焦らず地道にコンディション回復に努めるしかない。

[2008年2月22日9時36分 紙面から]

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