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巨人に“掘り出し物”マニョン合格へ

巨人に入団の可能性が高まったテスト生のマニョン(撮影・為田聡史)
巨人に入団の可能性が高まったテスト生のマニョン(撮影・為田聡史)

 ガルベスのような“掘り出し物”かもしれない。巨人の宮崎秋季キャンプに参加していたフリオ・マニョン投手(34=レッズ3A)が20日、最終入団テストを受け、合格が濃厚となった。3度目のブルペン投球でこれまでを上回る仕上がりを見せ、145キロの直球とキレのある変化球で首脳陣にアピールした。外国人枠の関係から即合格とはいかなかったが、入団する可能性が高くなった。

 マニョンが“最後のお願い”とばかりに力のこもった投球を見せた。伊原ヘッドコーチ、尾花投手総合コーチが見守る中で55球を投げ込んだ。マニョンは「合否は未定? ドラフト会議が終わったばかりだし、球団の事情は理解している。ドミニカ(共和国)のウインターリーグに参加しながら、いい知らせが来るのを待っているよ」と笑顔で話した。

 直球の最速は145キロをマークした。このブルペンでのスピードガンは速い数字が出にくく、本来なら150キロ以上出ていたとみられる。実際、速球派としてならす野間口は、ブルペンでは140キロしか出ない。大リーグでの実績は少ないものの、3Aで30セーブを記録したことのある右腕は高い能力を備えていた。

 コントロールも良く、スライダーやスプリットなど変化球も平均以上のレベルにある。伊原ヘッドは「まとまっている」と話し、尾花コーチは「いい変化球を投げるよ」と評価した。同じテスト生のアンディ・シビーロ投手(31=メキシカンリーグ・ティファナ)との比較については、両コーチとも「同じぐらいかな」と明言を避けたが、マニョンへの評価は高い。

 巨人では暗黙のルールでひげが禁止されていることを知り、すぐに長いあごひげをそるなど、まじめな性格もいいアピールになったはず。クイックモーションなど未知数な部分、外国人枠の問題もあり、即合格には至らなかったが、入団へのゴーサインが出される可能性が高い。ひょっとしたら、テスト入団で成功を収めたガルベスのような“掘り出し物”かもしれない。

[2007年11月21日9時30分 紙面から]

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