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渡辺監督新人武隈を絶賛「腕の振りいい」

 西武渡辺久信監督(42)が「工藤2世」の素材にほれ込んだ。18日、埼玉・所沢の室内練習場で新人3投手のブルペン投球を視察した。目を奪われたのは、高校生ドラフト4巡目の武隈祥太投手(18=旭川工)のしなやかな身のこなしだった。「腕の振りがいい。五分くらいの力でも、あれだけのスピンがかかっている。若いころの工藤さんのイメージ。体形的にも似た感じだし、リストの使い方がいい」と絶賛した。

 武隈も工藤をイメージしていた。「遠投を低いボールで投げていたのを意識してきました」。テレビで見た工藤の姿をヒントに練習を重ね、独特のスピン投法を身につけた。4巡目指名だが、西武は裏金問題の処分で上位2選手を指名できなかったため、実質“ドラ1”の評価。キャンプは焦らず2軍スタートが濃厚だが、投手王国再建を担う楽しみな左腕が現れた。

[2008年1月19日9時29分 紙面から]

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