野球

金本左ひざ手術後初フリー、柵越え１本

打撃練習を行う新井（右）におじぎする金本（撮影・河南真一）

　左ひざの手術から復帰を目指す阪神金本知憲外野手（３９）が２４日、安芸の屋外で術後初めてフリー打撃を行った。軸足となる左足の感触を確かめながらマスコットバットを振った。初打ちは４５スイングで、１本の柵越え。「寒いし、あんなもんでしょう。まだ振っただけ。（軸足に体重を乗せるのは）まだまだ」と言う。打撃ケージ後方では、弟分の新井も見入っていた。するとお約束の「口撃」を始めた。「新井がおらん間にメーンで打とうと思ったら横着して（オープン戦のオリックス戦に）行っとらんやろ！　ワシが３４のときは福山に行かされたなあ…。都城にも行ったな。そのとき新井はハナクソ以下や ！」。

　島野前総合特命コーチ（享年６３）の追悼試合となる３月５日広島戦の出場については「ベンチには入るけどな」と話す。いまはケアに専念する。濃密な練習を消化し、地道に復帰への階段を駆け上がる。【酒井俊作】

［2008年2月25日9時23分　紙面から］

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