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プロ野球ドラフト会議2007

開幕投手だ!ヤクルトが加藤と仮契約

仮契約を終え東京タワーを背にジャンプするヤクルト1巡目指名の慶大・加藤(撮影・小沢裕)
仮契約を終え東京タワーを背にジャンプするヤクルト1巡目指名の慶大・加藤(撮影・小沢裕)

 狙うは開幕投手だ。ヤクルトから大学・社会人ドラフトで1巡目指名された加藤幹典投手(22=慶大)が26日、都内のホテルで契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円(金額はいずれも推定)で仮契約を結んだ。

 晴れやかな表情で、交渉後の会見では「1年間、先発ローテを守りきることが第1目標です」と言い切った。石井一がつけた背番号「16」を受け継ぐことが決まり、気持ちはすでに先発ローテーションの一員だった。開幕1軍はもちろん、その先の大役にまで夢は膨らむ。開幕投手は? の質問に「実力が伴ってくれば、狙いたいと思っています」と思いをはせた。

 チームの先発事情を考えれば、開幕抜てきも夢ではない。今季9勝の石井一がFAで西武に移籍、16勝を挙げたグライシンガーも残留交渉が難航。実績のある石川、藤井は今季不調に終わり、現時点で開幕争いは横一線の状態。当然、加藤もチーム事情を理解しており「期待してくれているということは、出るチャンスも多くあるのかな」と春季キャンプから猛アピールし、チャンスをつかみとる覚悟でいる。

 慶大生らしく、知性を感じさせる話しぶりには、若さと勢いもあった。「1年目はがむしゃらにやって、後から結果がついてくれば。対戦したいのは巨人。高橋由伸さんと対戦してみたいです」。1軍ローテ、さらには開幕投手をにらみ「最多勝を狙いたいです」とも話した。東京6大学30勝左腕は、即戦力としての決意と自覚をもって、プロの第1歩を踏み出した。【柴田猛夫】

[2007年11月27日9時20分 紙面から]

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