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プロ野球2008年度契約更改

ニ岡2億円、巨人生え抜き内野手2人目

二岡は契約更改交渉が終わると、険しい表情で引き揚げる(撮影・鹿野芳博)
二岡は契約更改交渉が終わると、険しい表情で引き揚げる(撮影・鹿野芳博)

 ポストは不愉快! 巨人二岡智宏内野手(31)が20日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2000万円増の2億円でサインした。生え抜き内野手ではチームとして仁志と並ぶ2億円突破に「納得してサインしました。進塁打など数字には表れない自己犠牲を評価してもらった。来季は日本一を目指して頑張りたい」と満足げに話した。

 しかし、笑顔の会見後は表情が一変した。自身が左ひざを手術しリハビリに励んでいる間、秋季キャンプで若手遊撃手がしのぎを削った様子を“ポスト二岡争い”と表現されたことが気に障ったという。普段は無口な男が珍しく興奮気味に「ポスト、という言い方は非常に不愉快ですね。任期のある総理大臣じゃないんだから、ポストはおかしい」とまくし立てた。

 プロ入りから9年間、遊撃のレギュラーの座を守り続けてきたプライドがある。実績のない若手選手と比較された怒りは来年、グラウンドでぶつける。「僕は引退したわけじゃないし、ベテランだとも思っていない。まだまだやれると思っているから手術もしたんです。まずはひざを治すこと。年明けは米フロリダでトレーニングします」。来季の目標に「全試合出場」を掲げ、1試合たりとも定位置を明け渡さない決意をみなぎらせた。(金額は推定)【広瀬雷太】

[2007年12月21日9時55分 紙面から]

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