ボクシングのWBA世界ライトフライ級タイトルマッチとWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ(31日、東京・大田区総合体育館)の調印式、前日計量が30日、東京都内で行われ、ライトフライ級戦に臨む王者田口良一(29=ワタナベ)、挑戦者で同級1位宮崎亮(28=井岡)はともにリミットの48・9キロで一発クリアした。

 3年ぶりの世界戦になる宮崎は、早くも王者を挑発した。調印式後の会見で田口が「いつも通りの自分のスタイルで試合できればいいかな」と話すと、宮崎は「いつも通りやってたら負けますよ。しっかり気を引き締めてこないと。僕もだいぶ気合入ってるんで」とバッサリ。田口が「負けるつもりはまったくない。明日は勝ちます」と言い返しても、宮崎は「チャンピオンの言い方は優しいですね。日本人対決を盛り上げるためにも、もっとふいて欲しいんですけど」と残念がり「100%勝つつもりで来ている。悪い結果で判定勝ち、いい結果ならKO」と勝利宣言した。