<プロボクシング:東日本新人王決勝戦>◇3日◇東京・後楽園ホール◇2500人

 ミニマム級決勝で、高校アマ4冠王でJRA競馬学校を中退してプロ入りした原隆二(大橋)が全勝対決を制して新人王となった。3戦全勝の原は4勝全勝の安慶名健(横浜光)と激しい打ち合いを展開。2回には左フックでダウンを奪ったが、同回終盤、左フックでダウンを許すピンチに見舞われた。しかし残りの3、4回にボディーを中心に攻め続けて判定勝ちした。

 原は「ヒヤヒヤでした。最後はいかなきゃいけない状況でしたので、最後まで気持ちを切らさずにいきました」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。