全日本のアジアタッグ王者征矢学(26)、真田聖也(22)組が24日、横浜市内の道場で練習を公開した。来年1月3日に菊地毅(46)、本田多聞(47)組の挑戦を受ける2人が掲げた練習のテーマは「集中」。「防衛するという1点に集中します」と声をそろえ、この日は首を強化するトレーニングしか披露しなかった。

 世界最強タッグ決定リーグ戦では菊地、本田組によもやの敗戦を喫した。王者組のプライドは引き裂かれ、征矢は不眠症にまでなってしまった。これを克服しようと、幼少時から「触るのが怖い」という犬に触る訓練を行っている。「小さい犬なら触れるようになった。克服できるものなんだな」。若い王者組は少しずつ自信を取り戻し、本番へ練習ピッチを上げていく。