<IGF:GENOME26大会>◇26日◇東京ドームシティホール◇3095人

 石井慧(26=I

 DASH

 RHINO)が、古傷を痛めながらも、強豪に判定勝ちした。

 UFCやPRIDEに参戦した経験豊富な強豪ペドロ・ヒーゾ(39=ブラジル)と総合格闘技ルール5分3回で激突。試合開始から左フック、左ローキックをヒットさせたが、1回途中にヒーゾのパンチを受けた際に首を痛め、その影響で右腕に力が入らなくなった。

 テークダウンを奪うことができず、打撃戦をせざるを得なかったが、2回にはヒーゾの右目尻をカットに追い込む右フックを当て、互角以上に戦った。お互いに決定打のないまま、ブーイングも出る展開となって3回が終了。石井が3-0の判定勝ちをおさめた。

 昨年大みそかに元UFCヘビー級王者ティム・シルビア(米国)を倒してから4連勝となった石井だが「すみませんでした。右腕が動かなくなり、練習してきたことができなかった。テークダウンも1回もできなかったので、もっと自分の武器をつくらないといけない」と反省していた。