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TBSの放送に倫理上問題点と指摘

 NHKと民放でつくる放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は6日、TBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」による不二家の不祥事報道について「取材調査が不十分なまま断定的な表現で放送し、重大な放送倫理上の問題があった」との見解をTBSに通知した。

 関西テレビの捏造(ねつぞう)問題をきっかけに5月に発足した検証委が初めて審理したケース。訂正放送の妥当性など事後の対応も含め、放送局側の責任を厳しく指摘した内容で、メディアのコンプライアンス(法令順守)の在り方が問われそうだ。

 見解では、「放送内容に捏造があったとは言えない」と判断しながらも番組制作の手法について「放送倫理上、見逃すことができない落ち度があった」などと指摘。TBSに番組の根幹部分についてさらに検証すべきだと求めた。

 問題となったのは、不二家の元従業員とされる女性が証言した1月の放送。神奈川県内の工場で賞味期限切れのチョコを回収し、日常的に牛乳を混ぜ、新品として出荷していたと報じた。不二家の信頼回復対策会議の議長を務めた郷原信郎・桐蔭横浜大法科大学院教授らが「事実無根の報道」として、検証委に審理を要請していた。

 検証委は、TBSから提出された取材テープなどの資料を分析。スタッフから聴取したほか、司会のみのもんたさんにも番組内での発言に対する見解を求めるなど調査してきた。

[2007年8月6日18時57分]

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