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島耕作のモデルは若大将だった

 現在は「専務」まで昇進した週刊モーニングの人気シリーズ「課長島耕作」のモデルは歌手加山雄三(70)だった! 原作の漫画家弘兼憲史氏(59)がNHKラジオ第1「音楽熱中倶楽部 サマースペシャル」(7日午後8時5分)の収録中で加山を前に連載開始から24年にして初めて明かした。

 洋楽ファンの弘兼氏だが、加山へのあこがれは特別で、若大将ブームを巻き起こした歌や演技だけでなく、その生きざまにもほれ込んだ。例えば66年にビートルズが来日した際、加山は日本の著名人を代表してメンバーと会食したが、誰もが欲しがったビートルズのサインをもらわなかった。その理由は「サインはもらうものではなく、するものだから」。

 スターのプライドを貫くエピソードの数々も弘兼氏を心酔させた。サラリーマンとして会社に忠誠を尽くしながら、正義感を失わない主人公を命名するとき、作曲家・加山のペンネーム「弾厚作」が自然に浮かび「島耕作」とした。番組では「顔や生き方も自然と近づいていった」と打ち明け、70歳を迎えた加山に古希の祝いとして色紙を贈った。

 加山は10年ぶりのオリジナルアルバム「星の旅人」を7月に発売。年齢を重ねても現場に立ち続ける姿が、島耕作に通じている。シリーズは課長から部長、取締役、常務、専務と昇進を重ねるごとにタイトルを変えてきたが、根底にあったのは「若大将島耕作」だった。

[2007年8月6日8時8分 紙面から]

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