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吉田裕史氏、ローマで日本人初のタクト

 イタリア有数の格式を誇るローマ歌劇場主催の舞台で8日夜、日本人指揮者として初めて吉田裕史氏(38)がタクトを振った。場所は古代ローマ時代に造られた世界遺産「カラカラ浴場」跡の野外ステージ。3時間半の熱演に聴衆は「ブラボー、オーケストラ!」などと叫んで喝采(かっさい)した。

 吉田氏は東京音大卒。ウィーン、イタリアのシエナなどで学んだ。イタリア各地での公演のほか、今年6月にはエジプト・カイロ歌劇場に日本人指揮者として初めて立つなど国境をこえて活躍している。

 この日の演目はプロコフィエフのバレエ「ロミオとジュリエット」と、レオンカヴァッロの歌劇「道化師」。「ロミオ」は繊細に、「道化師」は感情豊かに、それぞれを表現し切ったオーケストラは、耳の肥えたローマの客を満足させた。

 終演後、吉田氏は楽屋で「『客席に音がビリビリ来てたよ』と言われ成功だと思った。お客さん、オケ、合唱、みんなが喜んでくれたのが一番大切なこと」と語った。

[2007年8月9日10時15分]

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