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本田美奈子.さんモニュメント除幕式

除幕式に出席した、左から高杉敬二氏、早見優、母の工藤美枝子さん
除幕式に出席した、左から高杉敬二氏、早見優、母の工藤美枝子さん

 05年11月に急性骨髄性白血病のため亡くなった歌手本田美奈子.さん(享年38)の記念モニュメントの除幕式が7月31日、故郷の埼玉・朝霞市の東武東上線朝霞駅南口駅前広場で行われた。

 この日は、本田さんの40回目の誕生日。母親の工藤美枝子さん、親友の歌手早見優(40)らが幕を引くと、美奈子さんの笑顔と、05年3月に入院先の病室で書いた自筆の詩「笑顔」が現れた。美枝子さんがボタンを押すと、ドボルザークの「家路」の旋律に美奈子さんが独自に歌詞を付けた歌声が響き渡った。早見は涙ぐみ、何度もハンカチで目をぬぐった。

 美奈子さんは朝霞市で生まれ育ち、春には近所の住人と花見を楽しみ、秋には落ち葉を拾って町内で焼き芋をしたという。故郷が大好きだった美奈子さんの功績を残すため、地元の商工会、商店街が力を合わせ、十数万円かけて高さ1・2メートル、横1・4メートルの碑を建設。美奈子さんの事務所も、美奈子さんが生前、1番気に入っていたカレンダー用に撮影した写真と、美奈子さんの音源を無償で提供した。

 前日の大雨とは打って変わり、晴天の青空を見上げて美枝子さんは「美奈ちゃんがありがとう、って笑っているみたい」。所属事務所の高杉敬二エグゼクティブプロデューサーは、美奈子さんが病室で「笑顔」「空」「ありがとう」「小さな幸せ」というタイトルの詩を書いていたことを明かし「いつか、この詩に曲がついて、岩崎宏美さんに歌ってほしいな」と漏らした。「みんな、みんな、笑っている顔が素敵」。この美奈子さんのメッセージと歌声は、永遠に故郷の町に受け継がれていく。

[2007年8月1日8時0分 紙面から]

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