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勘太郎が父勘三郎出世作で主演

舞台となる鹿児島市の磯異人館を訪れた中村勘太郎
舞台となる鹿児島市の磯異人館を訪れた中村勘太郎

 中村勘太郎(25)が東京・歌舞伎座8月納涼大歌舞伎の第1部「磯異人館」(11日初日)で主演することになり7月31日、舞台となる鹿児島市を訪れた。「磯-」は幕末の薩摩藩を舞台に、ガラス作りに打ち込む青年(勘太郎)が琉球の王女との悲恋を経て、英国留学目前に自ら命を絶つ悲劇。87年、5歳の勘太郎が初舞台を踏んだ翌月に父勘三郎が主演した舞台で、20年ぶりの再演。「父が『おれの出世作』と口癖のように言っていた作品。プレッシャーもあるけれど、やれるのはとても幸せなこと。気合を入れて、夏の暑さに負けない熱い芝居をしたい」と意気込みを語った。

 この日、英国人技師宿舎で題名となった「磯異人館」、桜島を望む磯庭園、幕末の薩摩の品々を展示する尚古集成館を訪れ、薩摩切子のガラスカットも体験。「鹿児島の空気を吸うことで、イメージも膨らんできた。幕末は好きな時代で、僕と同じくらいの年の若者の情熱、国を思う心を表現できたら」。勘太郎は第2部「舌切雀」、第3部「裏表先代萩」にも出演する。

[2007年8月1日8時33分 紙面から]

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