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TBSは取材不足と放送倫理検証委が指摘

 TBS系情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」による不二家問題の報道について、放送界の第3者機関「放送倫理検証委員会」は6日、都内で会見を行い「放送倫理上、見逃すことのできない落ち度」と、TBSの取材不足などを指摘する見解を発表した。

 同番組は1月、約10年前に働いていた元従業員の証言をもとに、不二家が賞味期限切れのチョコレートを回収し、日常的に牛乳を混ぜて再出荷した疑惑を報じた。同委員会は取材テープの検証や番組制作者らにヒアリングした上「内部告発(元従業員)の存在自体にねつ造はなく、番組制作関係者が放送時点で、信じるに足る相応の根拠が存在した」と説明した。

 しかし、TBSは告発者に14分半しか取材しておらず、VTR編集などに注意が足りなかった点を指摘。にもかかわらずコメントは断定・断罪的で「不適切な放送をしたことは放送倫理上見逃すことができない落ち度」とした。4月に番組内で謝罪したが「訂正とおわびの主語や範囲はあいまい」と厳しく指摘した。

 川端和治委員長は司会のみのもんたに対しても「取材の裏付けがどこまでかを意識してコメントするべき。すべて断定的なコメントというのは許されない」と、指摘。「ズバッ」と迫るコメントの行き過ぎにも注意をうながした。

[2007年8月7日8時9分 紙面から]

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