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乙武さんに待望の赤ちゃん誕生

 「五体不満足」のベストセラーで知られ、昨年4月から都内の小学校教師に転身した乙武洋匡(おとたけ・ひろただ)さん(31)がパパになったことが3日、分かった。妻の仁美さん(29)がこの日、3106グラムの男児を出産した。母子ともに健康で、結婚から7年で待望の赤ちゃん誕生となった。出産に立ち会った乙武さんは4日にも、自分のホームページで喜びの報告をする。

 生まれつき手足のない先天性四肢切断の障害をも「関係ない」と強く生きる様をつづった「五体不満足」の発売から10年を迎える今年、乙武さんが新たな幸せをつかんだ。結婚から約7年で待望の赤ちゃんが誕生した。乙武さんは仁美さんの実家がある関東近郊の病院で出産に立ち会った。関係者によると生まれたのは3106グラムの男の子で、母子ともに健康な様子に、乙武さんも大喜びだったという。これまで、仁美さんの妊娠は公表していなかったが、4日にも自分のホームページ上で喜びの報告をする。

 乙武さんと仁美さんは早大の先輩、後輩としてキャンパスで知り合った。まだ交際中だった00年に出演したラジオ番組で「彼女に子供が欲しいと言ったんですけど『2人もいらないわよ。あなた本気で、子供とおもちゃの取り合いとかしそうだもの』と言われた」と明かした。冗談交じりの言葉だったが、結婚願望とともに自分の子供に愛情を注ぐ日を夢見ていた。

 結婚は01年3月25日、仁美さんの早大卒業式直前に婚姻届を提出した。乙武さんによると仁美さんは結婚を決めると「ギャンブルみたいで楽しい」と表現したという。1人では生活できない乙武さんに一生添い遂げる決意表明だったが、乙武さんも「僕は絶対に負けない。この先、数十年と続いていくギャンブルに、僕は必ず成功してみせる」と、前向きだった。

 結婚当時はスポーツライターとして活躍していた乙武さんだが、昨年4月から杉並区立杉並第四小学校の教師に転身した。乙武さんは昨年12月末の最新ブログで「僕にとっては大きな環境の変化があった2007年も幕を閉じようとしています」とつづった。妊娠が分かったのも教師への転身直後だったとみられる。大きな環境の変化は公私ともに訪れたのだった。

 障害のある乙武さんは幼少のころから家族の、とりわけ両親の支えなしでは生活できなかった。都立高校入学時には、両親と学校の近くに引っ越し、1浪後には、自宅から車いすで通える早大政経学部を選んだ。結婚までの24年の人生は両親の愛情と応援を目いっぱい受けてきた。今度はわが子にその愛情を注ぐときが来た。

 昨年11月、東京・国連大学で環境問題の課外授業を行った際、08年の年賀状に添えるメッセージを問われると「50年後も100年後もハッピーニューイヤーを迎えられますように」と書いた。家族が増えた、まさに幸せなお正月となった。

[2008年1月4日8時33分 紙面から]

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