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横浜戦力外の吉田が大きな置き土産/J1

【神戸-横浜】吉田の置き土産を中沢主将はどう生かすか(撮影・上田博志)
【神戸-横浜】吉田の置き土産を中沢主将はどう生かすか(撮影・上田博志)

<J1:神戸0-0横浜>◇最終節◇1日◇ホムスタ

 横浜は26日に戦力外通告を受けたMF吉田孝行(30)が、気持ちの入ったプレーでチームにリズムをもたらした。右MFで先発。序盤から相手守備陣に激しいプレスをかけ、ボール奪取後はスペースへの果敢な飛び出しでチャンスを広げた。「15分くらいで右のふくらはぎが痛くなってしまった」と首を振ったが、前半の味方の一方的な攻勢を、最前線で引っ張った。

 今季はピッチ上の指揮官として、空中分解寸前のチームを救った。開幕直後、横浜はチームコンセプトがはっきりしないまま、2勝4敗と苦しんでいた。そんな中ベテラン吉田は、主将DF中沢らとの話し合いで、前線からの激しいプレスの採用を提案。ボールを取られても、すぐに取り返して攻撃を繰り返すスタイルが確立し、チームは復活した。

 攻撃のコンセプトを明確にしたのも吉田だった。出場機会のなかった開幕直後から「もっと人もボールも動くサッカーをしたい」と言い続けた。3月31日のリーグ広島戦でようやく先発を果たすと、さっそくスペースへの巧みな飛び出しで前線をかき回し、攻撃を一気に活性化した。

 これがきっかけで、流動的に選手が動く攻撃サッカーが確立した。チームは4月末には大分戦で5得点、新潟戦で6得点とゴールラッシュを開始。5月末からは、3カ月11戦無敗の快進撃もあった。日本代表オシム監督までが「よく走る方が勝つということ。横浜はこの戦術をするためいい準備をしてきたのでしょう」と手放しで褒めた。

 チームは疲れがたまった終盤に、急激に失速。最終順位は7位止まりだった。それでも吉田は「結果は残念だけど、いい時もあった。方向性、可能性が見えた1年だと思う。監督が変わっても、ぜひ人もボールも動くサッカーをしてほしい」とうなずいた。ベテランはチームを去る。だが復活を目指す名門に、大きな置き土産を残した。

[2007年12月1日21時56分]

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