日本サッカー協会の大仁邦弥会長(68)は29日、東アジア杯が開催されていたソウルから帰国。28日の男子の日本-韓国戦で韓国サポーターが政治的なメッセージ色の強い横断幕を掲出した問題で、大会を主催していた東アジア・サッカー連盟に抗議文を提出したことを明かした。日本-韓国戦の前半に「歴史を忘れた民族に未来はない」と書かれた日本を非難する横断幕が出され、ハーフタイムで撤去されていた。

 大仁会長は「東アジア連盟に対し、ハーフタイムの時点で『あれは問題だから、下げさせろ』と言った。試合後、しっかり調査して対応して欲しいという抗議文を提出した。今回は起こらないようにと思っていたので残念」と説明した。今回掲出された横断幕は、競技の際の政治的主張を禁じる国際サッカー連盟(FIFA)の既定に違反する可能性もある。