世界最速で14年W杯ブラジル大会出場を決めた日本代表は5日、さいたま市内で共同記者会見を行った。

 DF長友佑都(26=インテルミラノ)は、エゴと自信のバランスを課題に挙げた。オーストラリア戦の後半、左サイドから内に切れ込みシュートした場面を挙げ「世界一のサイドバックならシュートを決めるか、うまく味方に合わせている。自分のエゴが出た。(バルセロナの)ダニエル・アウベスなら自分で行くところと、味方に合わせるところで、ギリギリの判断をしている」と語った。

 また今回の合宿を通して何度も「危機感」を口にした理由として「前回のW杯でグループリーグを突破し、達成感が出てしまった。トップを目指すのにそれではだめ」と明かした。後ろ向きなものではなく、残り1年の自分の伸びしろに期待してのもの。「W杯が終わった時に100%やり切ったと言えるようにしたい」。1年後の目標へ向けて、気持ちを新たに前を向いた。