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反町ジャパン8人カウンター攻撃仕掛ける

紅白戦でゴール前に攻め込むFW平山(中央)らFW陣(撮影・蔦林史峰)
紅白戦でゴール前に攻め込むFW平山(中央)らFW陣(撮影・蔦林史峰)

 【ハノイ(ベトナム)14日=山下健二郎、奈島宏樹】反町ジャパンが、怒とうの「8人カウンター攻撃」を仕掛ける。17日に北京五輪アジア最終予選でベトナムと対戦するU-22(22歳以下)日本代表が、現地での合宿2日目に紅白戦を実施。ボールを自陣で奪うと同時にFWとMFに加えて、左右の両サイドバックも相手陣内に攻め込む総攻撃を試した。大量得点での勝ち点3獲得のため、「セオリー無視」の攻めを見せる。

 いつまでも、得点力不足と言われたくはない。カウンター攻撃をテーマに行った紅白戦の前半17分。自陣でボールを奪うと、左サイドバック(SB)の伊野波が猛然と駆け上がる。パスを受け、右サイドの水野へロングパス。さらに、その外側を駆け抜けた右SBの内田へつなぎ、最後は折り返しを李が左足で押し込んだ。

 攻守が切り替わってから、わずか5、6秒の速攻。パスをつなぐ間に、最前線のFWからボランチ、両SBが一斉に相手陣内に飛び込む「8人カウンター」だった。自陣に残ったのはGKとセンターバック2人。通常は左右いずれかのサイドの選手がポジションを上げれば、守備が手薄になるため反対側は自陣に残るのが鉄則だが、伊野波は「正直、体力的に厳しい面もあるけれど、そうも言ってられない。とにかく点を取って勝つ」と言い切った。

 ここまでの最終予選4試合で、得点はセットプレーからの3点だけ。遠征直前の練習試合でも学生相手に無得点に終わった。予選C組首位のカタールに総得点で1差及ばない日本は、森島康(C大阪)と家長(G大阪)を出場停止で欠く中、ベトナムからなるべく多くのゴールを奪う必要がある。梅崎が「1人で抜きにかかるときに、周囲に2人、3人と味方がいれば数的優位になる」と話せば、自陣での手薄な守備を任された青山直も「リスクは承知の上。前線でボールが回せれば、守備面の問題もなくなる」という。

 ホームの勢いに乗って前ががりになるベトナムが守りの態勢を整える前に、総力をつぎ込んでカウンター1発。反町監督は「自分たちに何ができるかが大事。今日の出来は、指導者としてもうれしい。これを続けられるかどうか」と、得点力不足解消のヒントをつかんだ様子だった。【山下健二郎】

[2007年11月15日9時39分 紙面から]

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