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本田圭「悪魔のドライバーキック」狙う

紅白戦でボールに飛びつくMF本田圭(撮影・蔦林史峰)
紅白戦でボールに飛びつくMF本田圭(撮影・蔦林史峰)

 【ハノイ(ベトナム)15日=山下健二郎、奈島宏樹】MF本田圭佑(21=名古屋)が「悪魔のドライバーキック」でベトナムを打ち破る。U-22(22歳以下)日本代表は明日17日の北京五輪最終予選ベトナム戦(ハノイ)に向け現地で調整。試合会場となるミーディン競技場の芝は高くて太く本田圭は「遠めの位置からゴールが狙える」。ピッチの特徴を生かした無回転40メートルロングシュートで日本を勝利に導く。

 ミーディン競技場で、本田圭が思い切りよく左足を振り抜いた。普段なら射程圏外のゴール前約40メートル付近からのシュート練習。打つのは全部、得意のブレ球、無回転。飛距離抜群の「ドライバーショット」で次々と「ホール・イン・ワン」を決めた。「芝の特徴を生かしたい」と意気込んだ。

 「芝の先に立っている感じがする」というほど競技場の芝は高くて太い。極端に言えば「ブラシの上」のようで、シュートをふかす選手もいたが、本田圭はほくそ笑んだ。「遠めからゴールが狙える」-。

 まるでゴルフのドライバーでティーアップしているような状態だ。無回転弾はボールを少し浮かした方が飛距離が出るが、このピッチではその必要もない。普段通りのキックで「長距離砲」が期待できる。

 「正直、自分を今まで過小評価していた」としみじみ言う。星稜高時代はエースとして、高1から全国選手権に3年連続出場したが、名古屋では左サイドで「脇役」に徹していた。今季はFWも経験し、自分の個人技がプロでも十分通用することが分かった。だからこそ、敵地で冷静に分析し、最大の武器を生かせることに気づいた。

 今回の遠征前、恩師の星稜高・河崎護監督(48)に「国民の重い期待を背負ってプレーすることに、プロとしてのやりがいを感じている。五輪に絶対行ってみせます」と約束した。15日の練習でも紅白戦でMF水野のクロスをダイレクトで左足で押し込むなど好調をアピール。C組首位カタールに総得点で1点下回っている。逆転五輪出場へ、悪魔の左足が性能抜群のドライバーと化す。【奈島宏樹】

[2007年11月16日9時46分 紙面から]

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