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GK川口が岡田氏への代表監督要請を歓迎

練習中、笑顔を見せるGK川口(撮影・今村健人)
練習中、笑顔を見せるGK川口(撮影・今村健人)

 日本代表主将を務める磐田GK川口能活(32)が27日、オシム監督の回復を祈りつつ、岡田武史氏(51)への代表監督要請を歓迎した。98年W杯フランス大会を正GKとしてともに戦っただけに、人柄も戦術も把握済み。同アジア最終予選での絶体絶命の窮地から、日本を本大会初出場に導いた立役者を「信念を持った強い人」と評した。オシム監督が倒れ、危機を迎えた日本サッカー界の状況打開へ、守護神は再び気合を入れ直した。

 岡田氏への要請を耳にした川口の脳裏には、当時の激闘が浮かんでいた。98年W杯アジア最終予選。1勝1敗2分けと絶体絶命の状況下で監督に就任し、本大会に導いた岡田氏の姿。当時を引き合いに、川口は言った。「あの人は強いです。本当に大変な状態の中で、引き受けて立て直した。素晴らしい監督です」。代表主将として「オシムさんの回復を祈りつつ、戦う準備をするだけ」と前置きした上で、こう振り返った。

 当時、川口は「本当に毎日、胃が痛くなるようでした」と話すほど追い詰められていた。韓国にホームで逆転負けし、続くカザフスタンには後半ロスタイムに追いつかれた。そして加茂監督の更迭。そんな泥沼で就任した岡田氏に「オレのやり方について来られないヤツは来なくていい」とゲキを飛ばされた。これを機にチームはまとまった。「岡田さんには信念がある。ブレないし、周りに流されない。信頼も厚いです」。

 オシム監督が倒れて、最大の危機を迎えた日本サッカー界。直面している問題は違えど、当時と状況は似ている。来年2月には10年W杯南アフリカ大会アジア3次予選を迎える。「オシムさんがつくり上げた2年間は非常に大きく、いい状態になっていた。どう継承していくかという問題はありますけど、それは協会の役目。ボクらはピッチ上でプレーをするだけです」。川口も心をブラさず、目の前のことに集中した。【今村健人】

[2007年11月28日9時35分 紙面から]

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