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岡田監督、合宿で動ける体を強く要求

G大阪ー大分戦の視察を終え、報道陣の質問に答える日本代表岡田監督
G大阪ー大分戦の視察を終え、報道陣の質問に答える日本代表岡田監督

 岡ちゃんが「鬼」になる。前日7日に正式就任したサッカー日本代表の岡田武史新監督(51)が8日、本格的に始動。千葉・フクアリでの天皇杯5回戦、G大阪-大分戦を視察した。この日は多くを語らなかったが、関係者によると18日からの日本代表候補合宿で、選手たちに事実上の「オフなし」を通達する方針。来年2月6日にスタートする10年W杯南アフリカ大会アジア3次予選をにらみ、1月15日の始動日には「動ける体」で集合することを強く要求する。

 予選イヤーのロケットスタートへ、岡田新監督が「鬼」になる。既に前日7日の会見で18日からの代表候補合宿で練習試合を行うことを表明。「(チームが)オフに入った人も、それまでコンディションを保って来てほしい」と要求したが、同合宿ではもう1ランク上の要求をしていく。

 関係者は「2月6日に予選がある。オフに2、3週間休むと、コンディションが戻るのに1カ月かかる。1月(15日)の集合時に動けない選手は、その時点で落とされることも十分ある」と証言。「強制送還」も辞さない強い姿勢で、岡田監督がオフの過ごし方、心構えを選手たちに説く。

 指揮官が鬼になるには理由がある。オシム体制を引き継ぐとはいえ、W杯予選開始まで時間がない中、集合してから悠長に体づくりをする余裕はない。前回、指揮を執ったときの教訓もある。W杯フランス大会が行われた98年は、2月9日からのオーストラリア合宿で始動。「80%まで仕上げてこい」と命じたが、選手の準備は要求に遠く、計画通りに練習ができなかった。結局、W杯本大会で3連敗。苦い経験を繰り返さないために、事実上の「オフ返上」という過酷な要求を突きつける。

 「今回(代表選手に)オフはないでしょう。2月6日に試合があるから頑張ってもらうしかない。プロですから」(関係者)と遊んでいる時間はない。もちろん選手に要求するばかりでなく、岡田監督やスタッフもオフなしで動く。既に来年6月までの詳細な予定を決定。「選手はずっと(ビデオ)で見ている。J1の選手は大体」(同監督)と選手の特長も頭にインプットした。

 就任会見から一夜明けのこの日、岡田監督は早速、G大阪-大分戦の視察で本格始動した。「(3-1で勝った)ガンバは(チームとして)良かったんじゃない」。選手個々についてコメントしなかったが「みんな頑張ってますね」と笑みを浮かべながら評価した。その表情とは裏腹に妥協は許さない。岡田監督が強い姿勢で日本代表の舵(かじ)を取っていく。【岡本学】

[2007年12月9日8時47分 紙面から]

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