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岡田ジャパン代表選考は“一発勝負”

クラブW杯を観戦する岡田監督(中央)と井原五輪代表コーチ(左)らコーチ陣
クラブW杯を観戦する岡田監督(中央)と井原五輪代表コーチ(左)らコーチ陣

 岡ちゃんが「一発勝負」で選手を見極める。日本代表の岡田武史新監督(51)が、19日に予定している就任後初の代表候補合宿で練習を行わない方針であることが9日、分かった。関係者によると、19日に選手を招集し、オフの心構えなどを説くミーティングを実施。その後に高校生か大学生相手に練習試合を行い、その日のうちに解散するという。

 合宿に招集するメンバーには今季の公式戦を終えた選手も含まれ、日程的な問題もあって長い合宿を組めない事情がある。その中で、まず指揮官が選択したのが練習ではなく練習試合だった。代表関係者は「(試合の)ビデオをたくさん見ているが生で(選手を)見るのとは違う。監督は(試合を)見たいんでしょう」と説明。練習で岡田イズムを浸透させる前に、まず選手が現状どんなプレーをするのか、100%ファイトすることができるのか、来年1月15日の本格始動前にしっかりと見極めるものとみられる。

 横浜監督時代には「久保(現横浜FC)の1トップ起用は難しい」と最初から見極め、元韓国代表FW安貞桓との2トップで結果を出させた。岡田監督にとって選手に対する第1印象は大きなウエートを占めることが多く、練習試合の持つ意味は少なくない。結果を受け、年末年始に来季の構想を練る。当面はオシムジャパンの選手が軸となる岡田日本だが、初合宿から息が抜けないサバイバル戦となる。【岡本学】

[2007年12月10日9時44分 紙面から]

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