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岡田監督がタイを視察、分析担当も投入

タイ-ウズベキスタン戦を視察する日本代表の岡田監督(前列中央)
タイ-ウズベキスタン戦を視察する日本代表の岡田監督(前列中央)

 【バンコク(タイ)22日=井上真】日本代表の岡田武史監督(51)が敵地に乗り込み、積極取材を敢行した。来年2月6日に開幕するW杯アジア3次予選の初戦(埼玉)と第5戦(6月14日=アウエー)で対戦するタイを解剖するため、この日から始まった4カ国対抗の国際親善大会キングス杯を直接視察。元タイ代表監督のビタヤ・ラオハクル氏(53)と一緒に観戦し、生の情報を収集した。

 鋭い視線は来年の本番を早くも見据えていた。バンコクへ入った岡田監督は、空港からラジャマンガラ競技場へ急行。スタンドからタイ―ウズベキスタン戦を観戦した。隣には元タイ代表監督のビタヤ氏。今回の視察を実のあるものにするため、コンタクトをとっていた。

 「(タイは)レギュラーが4人しか出ていなかったね。ベストメンバーじゃなかった」。試合はタイが格上相手に3―2で勝利。岡田監督はこの日のチームがベストではないことを加味し、冷静に分析した。背番号9のFWサラユットが攻撃の軸になっていたが、「マンチェスターCのやつがいるから、こんなもんじゃない」。プレミアリーグに所属するFWダンダの存在もちゃんと頭の中にインプットされていた。

 約1カ月半後に開幕が迫ったW杯予選。「遠い目標を常に見つめながらも、目の前の試合にベストを尽くしていきたい」という。世界ランク121位と格下(日本は34位)のタイの分析にも手抜きはない。国内に残ったチームスタッフは「まず、タイが第1戦目ですから」と初戦を重要視。今回の視察にはトルシエ監督時代から分析を担当する和田一郎テクニカルスタッフも同行している。

 18、19日には正味1日足らずの合宿を強行した。「選手の雰囲気と性格を見てみたい」と、ビデオやDVDからは伝わってこない「生情報」を得ることにこだわった。前回、指揮を執った98年W杯フランス大会前にはジャマイカ、アルゼンチン両戦を海外で直接視察。白星には結び付かなかったが、ビデオの情報から頭に描いたいくつかの戦い方から、対戦時の方向性、攻略法を導き出した。

 岡田監督は第2試合のイラク―北朝鮮戦も視察。イラク、北朝鮮、ウズベキスタンとは最終予選で対戦する可能性がある。「イラクはレギュラーがいなかったのに、ほぼベストの北朝鮮に勝った(1-0)。強いね」。W杯予選は厳しい戦いになると分かっている。就任時に一戦必勝をテーマに掲げ、どんな相手にも岡田監督に油断はない。24日まで情報収集に当たり、アジア予選突破のイメージを膨らませる。

[2007年12月23日9時15分 紙面から]

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