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岡田流「短刀サッカー」各世代に徹底を

ナショナルコーチ会議出席のため日本サッカー協会を訪れた日本代表の岡田監督
ナショナルコーチ会議出席のため日本サッカー協会を訪れた日本代表の岡田監督

 日本代表の岡田武史監督(51)が7日、東京・文京区のJFAハウスで08年最初の代表スタッフ会議に出席し、岡ちゃん流「短刀サッカー」を各代表スタッフに徹底させた。ラグビー指導者として一時代を築いた故大西鉄之祐氏の「接近・連続・展開」を具体化し、「接近・展開・継続(連続)」としたもので、日本人にしかできないサッカーを目指す。素早く接近し、相手が音を上げるまで何度でも食らい付く攻守スタイルが、岡田ジャパンの完成型になる。

 同じ早大の大先輩、大西氏の教えにヒントをつかんだ。岡田監督はU-17、U-20の監督を前に明確に理想型を伝えた。「オレたちにしかできないサッカーをしよう。(世界から)バカにされているところにも、ストロングポイントはある。何回もやることで相手が音を上げるDFのプレッシャーだったり、攻撃でもやり続けることだ」。

 世界ではカカ、リケルメのように個人の力で局面を打開していく。岡田監督は冷静に「一発で局面を変えるサッカーでは世界にはかなわない」と分析。その上で下した結論が「接近・展開・継続(連続)」の精神だった。

 大西氏はこの理論を説明する上で、長槍を武器にする欧米人に対し、日本人は短刀で勝負できるところに特性を見いだしていた。いかに相手の懐に入り、器用に短刀を使いこなすか。岡田ジャパンもロングパス、高速ドリブルなどの飛び道具ではなく、瞬時に体を寄せ相手の長所を使わせない戦法に目を付けた。

 会議後、予定が詰まっている岡田監督は素早く車でJFAハウスを後にした。会見した小野技術委員長は「動き続けることは(世界では)高く評価されないが、単調なテンポでもそれを続けていくことは、日本以外にできる国はないのでは」と、逆転の発想に基づき、日本人の勤勉さ、規律性を重視した。

 オシムは日本サッカーを「日本化」すると表現した。その流れをくむ岡田ジャパンは「短刀」という武器を懐に、相手があきらめるまで接近→阻止の動きを繰り返す。日本にしかできないサッカーが、岡田監督の言葉によって具体化してきた。

[2008年1月8日9時18分 紙面から]

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