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FW高原が中沢また抜きミドル弾

高原は、ドリブル突破から左足で強烈なゴールを奪う=指宿いわさきホテル
高原は、ドリブル突破から左足で強烈なゴールを奪う=指宿いわさきホテル

 岡田ジャパン「エース襲名弾」だ! FW高原直泰(28=浦和)が16日、日本代表候補合宿初の紅白戦で復帰初ゴールを決めた。左足でDF中沢のまたを抜く、高度なシュートをたたき込んだ。9日にドイツから帰国して、11日に浦和と契約したばかり。体調はまだベストではないが、合宿2日目にしてブンデスリーガでの6シーズンで磨いたワールドレベルの実力を見せつけた。

 目前に迫る中沢を見た高原が、右に体重移動して左足を振り抜いた。ゴール前約20メートルから中沢のまた下を抜けたボールは、鋭くゴール左隅に突き刺さった。日本最強DFをあっさりとかわしてのミドル弾。その技術と精度に、他の選手も一瞬足を止めた。それでも高原は「(また抜きは)決めるためにどこを狙うかという手段。ありがちなゴール」と平然と振り返った。

 これまでの日本人選手ならちゅうちょする場面だろう。しかし、高原は迷わずシュートを選択した。「DFとの間合いを見て打ってもいいかなと。GKも反応できないし。意外なところから蹴る意識をDFに植え付ければ、相手に自分のやることを絞らせず、プレーの選択肢も広がる」。6シーズンに及ぶブンデスリーガの過酷な戦いの中で身につけた判断力と技。「日本人じゃ打ってこない。規格が違う。あそこでまた抜きを狙ってくるんだから」と中沢も驚いた。

 体調は万全ではない。「まだ体ができあがっていないと感じた」。2日にドイツに出発してフランクフルトとの契約を解除。9日に帰国したが、11日に浦和と契約するなど日本復帰の準備に追われた。その後、故郷静岡に戻って2日間ひたすら走り込んだが、ボールを使った練習はできなかった。それでもその実力は頭一つ抜けていた。

 浦和復帰の先には代表への強い思いがある。02年W杯は肺動脈血栓塞栓(そくせん)症のため落選。移籍していたドイツで満を持して臨んだ06年W杯も結果を残せなかった。今回は体調はベストではなかったが「フル参戦したい」と初日からの合流を決めた。この日も「監督から要求はあるけど、選手が意識を高め、自覚してやっていかないと良くならない」と熱っぽく語った。

 岡田監督も全幅の信頼を置いている。「彼は分かってるから」と、この日も午後練習に20分遅れの合流を許した。もっともそんな配慮は今の高原には必要なさそう。「(26日の親善試合)チリ戦までにある程度まで持っていかないと。まず考えることはゴール。いいプレーではずみをつけられれば」。すでに2月6日のW杯アジア3次予選タイ戦(ホーム)を視野に入れていた。【村上幸将】

[2008年1月17日9時10分 紙面から]

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