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岡田監督異例の自主トレで自主性テスト?

 岡田監督がJリーグ時代も含めて、極めて珍しい「自主トレーニング」を敢行した。日本代表候補の鹿児島合宿で20日、午前練習の後に、午後の練習について参加も練習内容も自由にすると変更。前日19日にほぼ全員が出場する練習試合を行った流れに加え、選手の自主性を「テスト」するかのような通達だった。

 もちろん同監督はピッチに現れた。そして、31選手のうち、雨の中に出てきたのは8人だけ。残りは宿舎内で体のケアに努めた。人影も少なく寂しげな光景にも、同監督の表情は穏やかだ。中沢らとボール回しでリラックス。20分間のボール回しで汗を流すと、軽口も飛び出した。自主トレーニングの理由を「オレが疲れたんだよ」と笑わせた。選手の少なさを突っ込まれても「誰も来ないんじゃないかと思った。そしたら、スタッフでゲームをしようかと思っていた」といなした。満足した口調だ。

 同監督を安心させたのは、コンディション不足から前日は不発だったFW高原、右ひざに違和感を抱えるMF中村憲が、雨中で激走したことだった。特に高原は300メートルのインターバル走を4本、約40メートルの中間距離を走り込んでのシュートを12本と、じっくり鍛えた。約2時間の練習を終えた高原は「これくらいやらないと体に良くない。フィジカルを今のうちにやっておかないと後で苦しくなる」と説明した。

 テント内でくつろぐ同監督の前を高原が黙々と走った。その後ろ姿を頼もしげに見送る。同監督は「高原はちょっと遅れている。コンディションが遅れているので、自分でやろうということなのでしょう」。期待通りのメニューを選択したエースに、意思の疎通を「確認」していた。

 前回の岡田ジャパンは、きっちり計画通りに練習をこなしてきた。今回は2日目の午前にも、全員がグラウンド参加の自主メニュー練習を実施。選手に判断を委ね、自覚と行動力を見極めた。量よりも質の面で、第2次岡田ジャパンの合宿は順調に進んでいる。【井上真】

[2008年1月21日9時9分 紙面から]

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