このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > サッカー > 日本代表 > ニュース



オシム前監督が1・30ボスニア戦を観戦へ

07年9月、日本対スイス 険しい表情のオシム監督(PNP)
07年9月、日本対スイス 険しい表情のオシム監督(PNP)

 岡田ジャパンのボスニア・ヘルツェゴビナ戦(30日・国立)が、オシム前監督の「御前試合」になる。日本協会の川淵三郎キャプテン(71)が22日、脳梗塞(こうそく)でリハビリ中のイビチャ・オシム氏(66)を当日、招待することを明らかにした。オシム氏自身も乗り気で、今日23日にも観戦が正式決定。昨年11月16日に倒れた前監督が、75日ぶりに公の場に姿を見せる可能性が高まった。

 川淵キャプテンは、オシム前監督の観戦を期待して言った。「サポーターのみんなにも、元気な姿を見せてほしい。軽く手を振るぐらいはできるだろうし」。正式な招待は今日23日、入院する都内のリハビリ専門病院を訪れた時になるが、すでに関係者から本人の観戦希望は聞いている。「26日(チリ戦)も見たいというかもしれないが、2試合となると心配もある。30日だけになる」と話した。

 倒れた時には現場復帰はおろか生命の危険さえささやかれたオシム氏だが、驚異的な回復を続けている。年明けには、川淵キャプテンが「1月や2月は無理でも、近いうちに代表の試合に招待したい」と明言。その後の順調な回復と、本人の「ボスニア・ヘルツェゴビナ戦を見たい」という強い希望もあって、30日の観戦が内定したようだ。

 もともと、この対戦はオシム氏の希望で実現したもの。母国でもあり、ユーゴスラビア時代には代表監督も務めた。同代表の新監督に就任したコドロ氏は、代表での教え子だ。もちろん、志半ばで離れることになった日本代表への思い入れも強い。すでにボスニア・ヘルツェゴビナの特徴などを分析し、代表スタッフへも伝えているという。「母国」対「第2の母国」は、どうしても見たい試合。今月9日に見舞った岡田監督も、この試合の観戦希望が話題になったことを明かしていた。

 ただし、まだリハビリ中とあって日本協会側も慎重だ。国立のVIP席はスタンド中央にあるが、外気にあたる。「寒さも厳しいから、ガラスに覆われた部屋で家族と一緒に見て欲しい」と川淵キャプテン。スタンド上部のテレビ放送などで使う1部屋を、オシム氏のために用意する。

 倒れた直後には、多くのサポーターから協会あてに激励の手紙や千羽鶴などが届いた。彼らに元気な姿を見せたいというのは、オシム氏自身の希望でもある。当初は体を心配して反対していたアシマ夫人も、本人の強い希望で容認に傾いたという。当日の天候や体調などでキャンセルされる可能性もあるが「リハビリの一環」にもなる。「さすがにコメントは難しいが、せめて姿だけでも」と川淵キャプテン。日本中が暗いニュースに包まれてから75日。オシム氏が再び大好きなスタジアムに、日本代表監督として初めて指揮をとった国立(06年8月9日トリニダード・トバゴ)に戻ってくる。

[2008年1月23日9時24分 紙面から]

  • エヌスクへ
関連情報
  1. 最新ニュース
  2. カテゴリ別
  3. ブログ&コラム

記事バックナンバー

Jリーグ スコア
ゼロックス <3月1日>
鹿島 2 - 2
3(PK)4
広島
海外サッカー スコア
現地6月10日 ※時刻は日本時間
マンチェスターC(イングランド) 1-0 インテルミラノ(イタリア)

「オシム前監督が1・30ボスニア戦を観戦へ」に関する日記

  1. エヌスクユーザーなら、自分の日記をこのページに  できます。
  2. まだエヌスクに登録していない方は こちらで新規登録 ができます。


このページの先頭へ