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岡ちゃん26日「2度目の初陣」へ

DF陣に指示を出す岡田監督(左)(撮影・蔦林史峰)
DF陣に指示を出す岡田監督(左)(撮影・蔦林史峰)

 日本代表の岡田武史監督(51)が、大人のサッカーを披露する。ウズベキスタン戦(97年10月11日)のドタバタ初陣から3759日となる今日26日、チリ(国立)と「2度目の初陣」に臨む。10年間、監督業を重ね、指導者としてたくましく成長した。結果次第では更迭もあり得るシビアな世界に再び戻った「岡ちゃん」は、オシム前監督のサッカーを尊重しながら、自分の色を出していく。

 目のやり場に困っていた10年前の会見とは、大きく違っていた。いすに深く腰を下ろした岡田監督が、のらりくらりと報道陣の質問をかわしていく。「10年も前のことはよく覚えてないね。最初の試合は余裕がない中でやってるし、今はまったく違う。初陣といっても代表は初めてじゃないしね。その後も監督やっている。今回は親善試合だし、入れ込みはあまりない」と、笑みを浮かべた。

 自分の色を出す余裕も出てきた。加茂氏の更迭で昇格した97年10月4日のカザフスタンの夜の会見では「メンバーはこのままいく。まだまだ修正できる」と、声を絞り出した。しかし今、気負いはない。「プレッシャーがないと言ったらうそになるけど、今は何とか自分で受け止めていると思っている」と言い切った。代表、札幌、横浜で指揮を執った実績が、指導者として成熟させた。

 メンバーこそ、オシム時代の選手をほとんど残したが、やり方までまねするつもりはない。この日の10分間の紅白戦ではメンバーを4通り入れ替えた。DFラインで中沢-阿部、中沢-水本の相性を試し、FWでは高原の恋人探しを繰り返した。「オシムさんと比べられるのは別に気にしない。変えようとも、同じことをやろうとも思ってない。色は出場する選手によって変わるから」。同じ素材で、組み合わせを変えることで、自分の色を出していくつもりだ。

 代表ヘッドコーチ時代、監督更迭を目の当たりにした。W杯フランス大会後は「もう代表監督はやりたくない。クラブの方が好きなようにチームづくりができる」と話したことがある。しかしオシム前監督が病に倒れる非常事態で再び「戦場」に戻った。いざ出陣。自己2度目のW杯へ、岡田ジャパンが大きな1歩を踏み出す。【盧載鎭】

[2008年1月26日8時40分 紙面から]

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