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山瀬が信頼に応え2発/親善試合

<国際親善試合・キリンチャレンジ杯:日本3-0ボスニア・ヘルツェゴビナ>◇30日◇国立

 山瀬は愚直にゴールを目指して突き進んだ。それこそがチームに欠けていた。後半23分、ゴール前の密集地帯へ、強引にシュートを放ち、中沢の先制弾をアシストし、同38分には自ら決めた。MF大久保のスルーパスに抜け出し、冷静にGKの左脇腹下を抜いて流し込んだ。同43分にはFW播戸が競った球に走り込み、3点目。普段は中村俊がつける背番号10が山瀬によって輝いた。

 巻の負傷により、岡田監督から「合宿から調子がよかったから迷わず決めた。山瀬のいいところは点に絡もうとすること」とピッチに送り出された。応えるように山瀬は「僕は決してうまい選手じゃない。ボールを持っている時も持っていない時も前に行くだけ」とスタイルを貫いた。

 生き方は不器用だ。05年後半から椎間板(ついかんばん)ヘルニアに苦闘。医者に助言を請い、本を読みあさり、完治のために何でもした。インターネットで見つけたのは、突出した椎間板を傷つけて完治させるという一説。わらにもすがる思いで、歩くのさえつらかった06年の春季合宿時に突如、練習を再開した。完治はせず、手術を受ける最悪の事態に陥った。プレー同様、故障に対しても真っ向勝負だった。

 岡田監督との師弟関係はプロ生活を始めた札幌時代に始まった。浦和から横浜に呼び寄せてくれた指揮官でもあるが、横浜時代は度重なる故障で恩返しはできなかった。恩師の横浜監督退任後、復活し、代表に上りつめた。「1週間後のW杯予選? やることは1つだけ。勝つことだけです」。再び巡り合った岡田監督の期待を裏切ることは、山瀬にはできない。【広重竜太郎】

[2008年1月31日9時31分 紙面から]

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