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エースの自覚、高原に24時間医療サポート

- FW高原(右)はFW播戸と競り合う(撮影・鹿野芳博)
日本代表のFW高原直泰(28)が過酷なW杯予選イヤーに備えて、24時間体制で医療サポートを受けることが1日、分かった。今季移籍した浦和のチームドクターからの打診を受け、連絡先を交換して「救急ホットライン」を構築。日本代表を背負うエースとしての自覚をのぞかせた。W杯アジア3次予選のタイ戦(6日、埼玉ス)に備えて日本代表はこの日、千葉県内で再集合。先月30日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で右太ももを打撲した高原は、故障の影響も見せずに練習参加した。
精力的だった。代表合宿に再合流した高原は、負傷の影響を一切感じさせなかった。「まだ少し痛いけど、次の試合勝てるようにやっていくだけ」。戦術練習、フォーメーション確認でも軽快にプレー。ボスニア戦で右太ももを痛めたが、31日のオフはアイシングに努め、浦和との打ち合わせと埼玉県内の新居物件探し以外は静養し、体調管理に徹した。
02年の肺動脈血栓塞栓(そくせん)症発症以来、自己管理に厳しくなった高原は、新たな所属先の浦和担当医と「ホットライン」をつくっていた。関係者によると、先月10日のメディカルチェックの際、浦和の仁賀チームドクターから「少しでも気になったら連絡してください。いつでもすぐに検査できる状態にしておきます」と打診された。高原も24時間の医療サポート体制を歓迎。お互いの連絡先を交換した。浦和幹部も「高原から何か医療面の依頼があれば対応したい」と話した。
6日のタイ戦に向け、高原自身も体調に細心の注意を払ってきた。先月21日の鹿児島合宿中に左足内転筋に違和感があると、すぐに病院に直行し、精密検査を受けた。また同合宿を打ち上げた24日夕方には行きつけの整骨院で治療する徹底ぶり。「時間がない中でやっていかないといけない」。浦和担当医と約束した異例となる医療サポート体制も、日の丸を背負うエースの自覚の表れと言える。
W杯予選イヤーは浦和と代表で過酷な戦いが続く。岡田ジャパンのエースは相手チームから徹底マークされることは間違いない。「積極的なアクションが大事になってくる」と話すが、エースが故障すれば、そのまま成績にも影響が出る。高原の医療面の環境整備は、浦和と日本代表にとっても大きな安心材料となりそうだ。【藤中栄二】
[2008年2月2日9時23分 紙面から]
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