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岡田日本、雪のおかげで高速ピッチ実現

除雪された練習場で汗を流す日本代表選手(撮影・鹿野芳博)
除雪された練習場で汗を流す日本代表選手(撮影・鹿野芳博)

 災い転じて高速ピッチ! 日本代表が4日、最高のピッチで、明日6日に迫ったW杯3次予選初戦のタイ戦(埼玉)に備えた。3日は大雪でピッチが使えず、体育館で練習した。その雪の重さでこの日は、千葉県内のグラウンドは30ミリの芝が中折れするなどで、本番同様23ミリ状態に。約1時間の非公開練習では、高速ピッチを存分に使って戦術を確かめた。日本代表はこの日の練習後、勝負の地・さいたま市に入った。

 練習開始前、ピッチ状況を確かめていた岡田監督が一瞬、みけんにしわを寄せた。芝の長さが30ミリと、タイ戦のために埼玉スタジアムに要求した23ミリにはほど遠く、本番同様の練習が望めないと判断したのだろう。しかし非公開練習を終えると、同監督のみけんからしわは消えていた。MF橋本は「練習内容は言えないけど、ボールはすごく走ってましたね」。MF中村も「最高の練習ができました」と満足していた。

 実は、前日3日に雪が降らなかったら、この日の「高速ピッチ」は実現しなかった。3日はグラウンド関係者5人が13時間かけて雪かきしたが、歯が立たず、約10センチの雪が積もった。この日の午前7時に協会から派遣された15人が加わり、午前中に除雪が完了。一晩中、雪の重さに押された芝は折れて、まっすぐ立たず、横に寝ていたため、23ミリ状態となった。

 練習を見守ったある人によると「岡田監督は、場面場面で自分たちで考えてやれ。やるのはお前らだ」と指示を出し、ピッチ全面を使った11対11の紅白戦では、強いグラウンダーパスが何本も見られたという。タイ対策の1つ、高速ピッチで速く細かいパス回しを仕掛けるという作戦の予行演習となったようだ。

 日本代表はこの日、最悪の場合まで想定し、3日に使用した体育館を予約していた。この日の朝まで調整を続け、同ピッチが使用できるめどが立った午前9時にやっと、練習場所を最終決定した。まさに「地獄から天国」となった。この運も味方に付け、いよいよW杯南アフリカ大会に向けた第1関門に向かう。【盧載鎭】

[2008年2月5日9時8分 紙面から]

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