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阿部タイ戦で左内転筋負傷、リハビリ専念

　浦和ＭＦ阿部は、本人も予想外の回復遅れとなった。今月６日のＷ杯アジア予選となるタイ戦で痛めた左内転筋が回復せず、９日午後に埼玉県内の病院で精密検査を受けた。診察では患部に出血が確認され、クラブを通じて協会に負傷状況を報告。最終的にはドクターストップの形で、東アジア選手権帯同が見送られた。阿部は「自分で試合中に（負傷を）やってしまった瞬間は分かっている。試合は最後までプレーできたが、ここ３日間で治らなかった」と表情を曇らせた。

　阿部の代表離脱は、腰痛で離脱した昨年９月のオーストリア遠征以来、２度目となる。当面はリハビリに専念することになるが、明日１１日からスタートする浦和のグアム合宿には帯同予定。当初は同選手権の登録メンバーで７人も入っていた浦和だが、最終的にはＭＦ鈴木１人だけとなった。

［2008年2月10日9時28分　紙面から］

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